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ペルーの言葉 Intromisión (イントロミシオン) = 干渉・口出し 英: intervention

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2013年5月4日
  • 読了時間: 2分

2013年5月4日

今週は、低次元なニュースが話題となりました。

駐ペルー エクアドル大使が、近所のスーパーのレジで行列を無視して割り込みした事に抗議され、逆ギレして抗議した主婦に暴力をふるった事が報道され、ペルーの外務大臣がエクアドル政府に大使の召喚を要求、これに怒ったエクアドルのコレア大統領が「些細な事を大問題にしたペルー政府は非礼」とコメントして、金曜日の一面を飾ったのです。


更に土曜の一面トップが"Maduro ataca a Rafael Roncagliolo por pedir tolerancia y diálogo"(ベネズエラのマドゥロ大統領がペルーの外務大臣の「寛容さと対話を重視すべき」との見解を攻撃)というタイトルでペルーの外務大臣がベネズエラ国内の混乱を収拾しようと冷静な対応を求め、Unasurとして再度会合を開くことを大統領に進言したと報道されたことに反応して、また盟友エクアドル政府に共鳴して、実質的にペルー政府を非難する声明を発表し、火に油を注ぐ様相を呈してきました。


この大見出しに続く小見出しが"El sucesor de Chávez responde que es una intromisión en asuntos internos"(チャベスの後任者は内政干渉的であるとの反応を示す)として、先の大統領選挙でペルーのウマラ大統領が積極的に支援したマドゥロ氏から、飼い犬に噛まれるが如き反応を示された、と言うニュアンスで、ベネズエラへの支援をこれ以上進めないように、との世論形成を目論んでいる様に見受けられます。


大元の事件の様子は、スーパー店内の防犯ビデオにも写っていて、大使に非がある事は明らかなのですが、何でも陰謀に結びつけるクセのあるチャベス派の皆さん(コレア・マドゥロ両氏)は、全ては親米諸国の陰謀というシナリオで自分の国内を盛り上げて行こうとしているようです。 ところで、今日5月4日は全国紙El Comercioの発刊174周年記念日との事。 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/60/El_Comercio.JPG 1839年に創刊された訳で、日本では天保時代、水野忠邦による天保の改革の始まる二年前であり、それ以来ペルーで第一紙の地位を保ってきた事は驚嘆に値します。 コメルシオ紙のタイトル脇には"independencia y veracidad"(独立と真実)の文字が、ペルーでも永らく続いた独裁時代にも迎合する事なく、報道を続けた事を誇っています。 http://elcomercio.pe/economia/1371688/noticia-viejos-clasificados-forma-entender-identidad-nacional

 
 
 

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