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ベネズエラの言葉 La Dignidad(ディグニダー)=威厳、尊厳、誇り(英Dignity)

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2010年2月7日
  • 読了時間: 2分

2010年2月7日

 2月4日は1992年にチャベスが当時のCarlos Andres Perez大統領の政府に対してクーデターを仕掛け、失敗した記念の日であり、現在の政権下ではこの”立派な”政府が出来るきっかけとなった誇り高い記念日(El dia de la Dignidad Nacional)に制定されています。


昨年は突然この日が祭日扱いになり、学校が無理やり休校扱いになり、その前後にも理不尽な休校指示が続いて生徒の出席日数が足りなくなる不安が生じました。


今年は会社も学校も休みにはなりませんでしたが、折からの計画停電や時間給水で既に社会活動は停滞しており、また学校は設備の老朽化や教師への給与不払い等で新年から授業数が昨年よりも減っている上、大学生を中心とした反政府活動が活発化している中、これ以上休校にすると親が騒ぎ出す懸念があった模様です。


しかし、この記念行事は木曜日という平日にも関わらず、朝から大々的な大統領派のパレードで祝賀され、大統領本人も軍用トラックの荷台に娘や孫娘達を乗せて、大統領府から軍の式典会場となるLos ProcedesのFuerte Tiunaまでパレードを行いました。

📷

チャベス大統領によれば、ベネズエラは彼が政権を取るまでは欧米諸国やごく一部のブルジョワが支配する国で、国民の尊厳Dignidadや誇りOrgulloは無視された国であったが、一般市民である彼を大衆が大統領にしたことで、国民一人ひとりが威厳を保てるようになったと。


確かに以前はレストラン等で働く人たちから「Senor(セニョール)=旦那」という風に呼ばれていましたが、今は相当な高級店に行かない限り従業員からの呼びかけは「Amigo(アミーゴ)=友達」と言われます。彼らが威厳を確保したのは良いのですが、どうかすると尊大(Arrogante)になりがちで、仕事の仕方の端々に尊大さや傲慢さが顔を見せます。

仕事時間が長すぎる(政府は1日6時間労働を推進)や休暇(最低年間1ヶ月相当、連続取得)の権利を主張して、極めて効率の悪い労働環境になっています。こういう労働者達には是非自分の仕事の質や結果にDignidadを持ってもらえるような仕事を進めなければなりません。

言うは易し、行うは難し、ですが...。

 
 
 

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