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ベネズエラの言葉 inundacion(イヌンダシオン)=洪水、氾濫、浸水  英:flooding

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2011年5月21日
  • 読了時間: 2分

2011年5月21日

気候の変化が大別して乾季(11月~3月)と雨季(4月~10月)としか区別されないベネズエラですが、雨季と言ってもシャワーのような雨が豪快に降って、その後はカラッと晴れると言うのが通常のパターンです。

しかし、今年は4月以降一日中曇りとなる日も多く、雨の降り方も断続的で、気温も上がらずに肌寒い日が続いています。


今日のEl Universal紙でも「Lluvias tienen en riesgo 200.000 litros de leche diarios en Barinas(バリナス州では毎日20万リットルの牛乳生産が危機に瀕している)」という記事がトップで掲載され、「Productores han tenido que movilizar el ganado para salvarlo de las inundaciones(生産者は家畜を守るために浸水地域から移動を強いられる)」と報じられています。


牛乳の品不足は既にここ数年恒常的になってきていますが、最近の大雨で道路の遮断や橋の崩落が毎日報じられ、またマラカイボ南やアンデス山脈地域の農業地域が壊滅的なダメージを受けているとのニュースも頻繁に伝えられるようになっています。


昨日の夕方も会社近くのガソリンスタンドを通った時に、給油待ちのクルマが長蛇の行列をなしており、一緒のクルマに乗っていたお客様に「何で?」と尋ねられました。

これは国営石油会社の持つ国内最大の製油所が停電の為に一週間以上休止していることを知っている消費者が、またガソリン切れになる前に自分のクルマは満タンにしておこうという自衛行動で、こうした動きは昔から見られるものの、最近とみに激しくなっているようにも感じられます。


また、Ultimas Noticias紙には地下鉄料金の値上げに関する記事が一面トップで書かれており、モノ不足と物価急騰が重なると、国民のストレスレベルが一気に高まる懸念もあります。野菜や果物の値段も天候不順の影響で高等していますから、また暫くの間、治安の状況に対する一層の注意が必要になりそうです。

📷


昨晩はカラカスに残った数少ないフランス料理店で会食を行いましたが、別の有名なフランス料理レストランはホテル・タマナコ(Hotel Tamanaco)というかつての高級ホテルの中にあります。このホテル、以前はIntercontinentalの傘下にあったものの、現在は国営化されており、洪水で家を失った人たちの避難所になっているとのこと。既にフランス料理を楽しむような雰囲気では無くなっているようです。Tamanacoと言えば、庶民の憧れのホテルだったのですが...。

 
 
 

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