ブラジルの言葉 restrospetivo(ヘストロスペチボ)=回顧 英:restrospective 西:restrospeccion
- Kaz Suzurida

- 2014年12月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年1月24日
2014年12月27日
クリスマスNatalも終わっていよいよ2014年最後の週末を迎えました。
テレビニュースでは早くも来年2月のカーニバルに向けたサンバの練習風景を中継し始め、やはり
この国のメインイベントがサッカーとサンバであることを実感させられます。
こちらでも観られるNHK海外放送でも2014年を振り返る年末恒例のニュースダイジェストを放送して
いましたが、我等が無料新聞Metro Newsの電子版にブラジル今年一年を振り返る、Retrospectiva 2014(2014年の回顧)と言う特集が組まれていますのでご紹介します。
これは今年一年間の毎月の代表的トピックスを並べたもので、以下の様に並んでいます。
1月 サンパウロで旱魃の兆候
2月 居住権の剥奪を巡る不法住民と警察の衝突
3月 ペトロブラスの醜聞に関連してパサデナ製油所を捜索
4月 サッカー パウリスタ杯でItuanoが優勝
5月 Guarulhos国際空港に新ターミナル(第三)開設
6月 サッカーW杯直前に地下鉄スト終結
7月 W杯、ブラジルは4位に終わる
8月 大統領候補エドワルド・カンポス氏、航空機墜落で死去
9月 Delfim Neto元財務相、本紙と独占会見 大統領選を語る
10月大統領選史上最も僅差で現職ジルマ再選
11月José Dirceu元Lura大統領参謀 汚職容疑で逮捕
12月Medina選手 ブラジル初のサーフィン世界チャンピオン
んーっ?これは変。選挙戦終盤の9月から各メディアが一斉に取り上げて今や大問題に発展している
ペトロブラス汚職に関するネタが少な過ぎ。でも、サンパウロの地元ネタとしては、サーフィン選手の
世界選手権優勝の方が盛り上がる、との判断となったものでしょう。
ところで、今週も月曜日とクリスマスの木曜日に猛烈な豪雨がサンパウロを襲いました。
結果として、またまた各地で冠水や街路樹倒壊、信号機の故障が起きて交通は大混乱しました。
しかしながら、昨日のFolha紙では、まだ雨量は渇水回避には不十分で、このままだと後50日で
危機的状況に陥る、と報じています。
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サンパウロ市に生活用水を供給する最大の水源地Cantareiraの12月1日の貯水レベルは過去10年の
平均が77.9%であるのに対し、今年は僅か7.4%。これから夏場の降雨に期待がかかります。
このグラフ、珍しくコピペ出来たので貼り付けましたが、以前も書いたようにブラジルの電子版新聞は
著作権保護を目的に、最近は記事の引用が簡単には出来ない仕組みになってきています。
そうした動きがある一方、発行部数世界一のフリーペーパーMetro紙(上で引用したMetro Newsとは
別の媒体)は、パソコンの画面で完全に紙面を再現する方向に舵を切ったようです。
この紙面を観ると、国外に居ながらにしてブラジルで紙面をめくる感覚を楽しめます。ブラジルだけで
なく、各国版があるのがこの新聞のメリット。年末年始に新聞で世界旅行は如何ですか?
では来年も皆様にとって良い年となりますように。 Feliz Ano novo!

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