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パラグアイの言葉 incendio(インセンディオ)=火事 英:fire 葡:incêndio

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2021年9月5日
  • 読了時間: 3分

今週は比較的穏やかな気候の週で、週はじめに満開になった黄色のラパチョの花もあっという間に散ってしまいました。


上:月曜日  中:水曜日 下:金曜日


ラパチョという樹はブラジルではイペと呼ばれ、ノウゼンカズラ科の樹木の総称で、7月下旬にピンク色の花を咲かせ、一か月程度咲き続ける種類から8月末から9月初めにかけて黄色の花のタイプに主役交代となるのですが、黄色の花の命は短く、僅か3日程度で落花し、あっという間に黒い樹肌だけを見せて散ってしまうはかない花です。

これが終わると、別のピンクや白の花をさかせるタイプが登場し、9月末から10月にかけては紫色のジャカランダが豪華に咲き乱れることになります。

今日の言葉incendio、今週はアスンシオンではあまり煙は感じなかったのですが、隣のLuque市から郊外のSan Bernardino市に至るルートの原野が火事になっていたようです。

また、隣国ボリビアでは平野部を中心に百万ヘクタールもの面積が焼けたとの記事が出ています。

百万ヘクタール=1万㎢という面積もピンとこないと思いますが、日本で7番目に広い岐阜県の総面積(10,621㎢)に匹敵する面積が野火で焼けたということです。

これにブラジルやパラグアイ・アルゼンチンの面積を加えると、恐らく本州に相当する程の森林が野火の影響を受けているものと思われます。

ただ、こうした記事が出ると、野火に遭った地域が再生不能状態になったと勘違いする報道も出てきますが、実際には人雨降ると焼けた樹々も椰子の樹も、また下草も見事に組成して直ぐに新芽を吹くので、また素晴らしい緑色の大地に戻ることは確実です。


そういえば、先週の言葉destacar=際立つ、が今週も注目の記事のタイトルに使われています。

「En Argentina destacan a Paraguay como el destino ideal para inversiones inmobiliarias」(アルゼンチンではパラグアイの不動産投資熱が際立っている)という記事で、政治・経済両方ダメダメなアルゼンチンの富裕層が資産保全の為にパラグアイの不動産投資を積極的に進めているという記事です。

こうした外国の資産か向けに竣工している高級高層アパートのひとつ、Palacio de Los Patosも噂によるとアルゼンチン副大統領のクリスチーナ・キルチュナー女史がプロジェクトオーナーになっているそうです。

ところで、今週ブラジルで狂牛病の再発が報じられ、これに対応してブラジル政府は中国への輸出停止を発表しました。

ブラジルは年間1千万トンの牛肉を生産する世界第二の生産国ですが、8百万トンを自国で消費する世界第三位の消費国でもあります。

一方、自国生産が7百万トン・消費が1千万トンの中国にとってブラジルは最大の牛肉供給国であり、この供給源が停まることになると、当然買付の矛先はアルゼンチン・ウルグアイに向けられることになり、5月にアルゼンチンが自国内供給を確保する為に一時輸出を停止した努力も振り出しに戻り、牛肉市場は大きく炎上することも懸念されます。

 
 
 

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