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パラグアイの言葉 arroz(アロス)=コメ 英:rice 葡:arroz

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2019年11月2日
  • 読了時間: 2分

南米の優等国チリでの暴動が長期化したことで、APECやCOP25の国際会議が取り止めになったこと、選挙結果で揉めるボリビアや、先の選挙で決着が付かなかったウルグアイ、左派政権への逆戻りが確定したアルゼンチンなど、南米を廻るこの一週間の報道は必ずしもポジティブなものではありませんでした。

こうした政情に関する報道で野火のニュースは鳴りを潜めていますが、先週チャコ地方を走った際にはまだあちこちで煙が上がっていましたので、パラグアイ以外の国々でも同様の現象が継続して発生していると思われます。

雨の不足は野火だけでなく、河川の水位の低下を招き、河川交通に大きく依存するパラグアイ経済にも影響が出ています。

更に今日のLa Nacion電子版では、この時期に大量に稲作用の水が引き上げられることで、河川の川底が露呈する現象も報じられています。

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22億ドル相当を輸出する大豆や2.6億ドルを輸出するトウモロコシに加え、2億ドルを輸出するコメはパラグアイにとって重要な輸出産品。

しかし、播種から出穂までの3ヶ月以上に亘って大量の水を必要とするコメ作りでは、当然降水だけに頼ることは出来ないので、河川から灌漑路を通じて水を確保しています。稲作カレンダー、南半球のパラグアイでは9月から10月の間に播種されて、2月から3月に収穫されますが、それ以外は日本の水稲カレンダーのイメージと似通っています。

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しかし、パラグアイの米作りの規模感は日本とは全く違います。これは写真では伝えきれませんので、コメ作り最大手の会社の紹介ビデオをご覧ください。

ところで昨日と今日の二日間にわたって多くののテレビ局やラジオ局等のメディアが協力して社会弱者救済のための募金活動を行うTeleton2019が開催されました。

日本でも相次ぐ自然災害の被害者の皆さんへの募金活動が行われていますが、かつて季節の風物詩とも言えた緑の羽根や赤い羽根の募金活動は最近あまり大きく取り上げられなくなったように思います。特定の民放が24時間テレビで銘打って同様の番組を作っていますが、Teletonは民放各社が横断的に行う活動なので、この二日間はどのチャンネルを回しても同じ映像が流れます。

こうした番組を視聴することで、社会的弱者を思いやる気持ちが広く国民に浸透しているパラグアイ、住み易さのもう一つの土壌とも言えます。

 
 
 

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