Kaz Suzurida
ペルーの言葉 voltaje(ボルタヘ)=電圧、ボルト数 英:voltage
2012年8月11日
今週は米国への出張があり、その際買って来たモノで失敗をしました。
買ってきたモノとはBlu-rayプレーヤー。3D対応で、しかもWifiの通信機能まで付いてTargetというスーパーでの販売価格は税込僅か120ドル弱。確かついこの前まではブルーレイ再生だけの機能で十万円近くもしたように記憶するのですが、それが今の為替で9,500円以下。実はリマでも弱電機器は十分に安価になっていて、普通のDVD再生機なら5-6千円、BR機でも1万円前後で近所のスーパーで売られていたりして、もう家電メーカーの方々がお気の毒で仕方ない感じですが、まだリマではお目にかかっていない余計な機能(3D+Wifi)とリマ以下の価格につられ、思わず買ってきてしまいました。
30年前に初めて貰ったボーナスで、自分専用のVHS再生機を買った時、寮の仲間に見せびらかしたりしたものですが、その機械は如何にもボーナス一回分に相応しい大きさと重さで、結婚後も永年に亘って我が家の娯楽の中心を為していました。
一方、今回買ったBR再生機は値段もサイズも超コンパクトで、飛行機で持ち帰っても機内持ち込みバッグに楽々収まるサイズと軽さで、軽い気持ちで買ってきて、軽い気持ちでコンセントに差し込んだところ、いきなりブーンという唸り声がしてアッと気付いてコンセントを抜くより早く、本体から煙が立ち上りました。
そう、ペルーは米国や日本と異なり、電圧が240Vであることをウッカリ忘れていたのです。
今まで何度も出張で来て、しかも引っ越してから既に一カ月以上が経過、日本からベネズエラを経て持ち込んだ電気釜等いくつかの電気製品の対策に降圧トランスも購入してしっかり対策を打っていたのですが、衝動買いして軽い気持ちで持ち込んだ機械に対する対策を、その軽さゆえに忘れてしまっていた訳です。
この話を会社ですると、そうしたヘマをやる日本人が多いのか、直ぐに「電気屋に相談してやる」という奇特な御仁が出てきました。その結果がどうなるか?は来週御報告しますが、今後ペルーに来られる皆様の為に、参考までに世界各地の電圧一覧地図を添付しますのでご参照ください。
この地図を改めて眺めてみると、南米でも220-240Vを採用しているのはペルー以南のチリ・アルゼンチンとブラジルの一部(何で国の中で違うのでしょう?)、旧英領ガイアナと仏領ギアナだけ。
出張の時持ち歩くのは、100-240対応の携帯電話・パソコン・デジカメで、据え置き型の電気製品は持って歩かない(ヘアドライアーを持ち歩く方も居られるようですが、小生は乾かす必要がありません)ので中々電圧差を気にすることが無かった為に、しでかしたチョンボです。
携帯機器が100-240V対応で、どこでも問題なく使えるのは良いのですが、問題はプラグの形状。ペルーではホテルや家庭では日本や米国と同じタイプAのプラグと、日本では見られない丸い棒が二本のタイプBの二種類が両方使えるような設定になっています。
これでプラグが簡単に挿せるのも勘違いの原因、というのはいささかこじつけ過ぎかも知れませんね。ともかく、ペルーへの御旅行の際は電気製品の規格の確認をお願いします。
http://www.travelerscafe.jpn.org/electricity.html
AタイプBタイプCタイプB3タイプBFタイプSEタイプOタイプ