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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ペルーの言葉  indulto(インドゥルト)=恩赦  英:pardon

2012年10月6日

月曜日と火曜日の二日間を臨時祝日にして開催された第三回南米・アラブ諸国サミットはアラブ諸国で発生している民主化運動に対する適正な処置を目指す一方、異文化への理解を深め、対立を無くして行こうとする主旨の宣言が採択されました。 http://www.aspa3.com/index.php?lang=en

合計30カ国以上の首脳が集まって僅か二日間でしかも歓迎晩餐会が初日の夜10時から大統領府で、その後ペルー文化の発表会が深夜12時から国立劇場で行われましたので、時差のあるアラブ諸国の皆様はかなりお疲れになって討議に身が入ったかどうか?甚だ疑問ではあります。

とは言うものの、こうして他国を訪れ異文化を理解しようとする努力は日本の政治家にも見習って貰いたいものです。(ただの観光旅行では困りますが。) 先週も触れましたが、フジモリ元大統領が舌癌の為に入退院を繰り返していますが、長女のケイコ氏が今週正式に恩赦の申請を行いました。 そもそも恩赦の申請は、罪を認めることになり、無罪を主張していたフジモリ氏にとっては矛盾する行為であるのでこれまでは申請に慎重な態度をとっていたフジモリ一家ですが、病状の悪化により、入退院の手続きを簡略化する必要から申請に踏み切ったようです。 しかし、大統領時代のフジモリ氏の強硬な政治手法によって被害を蒙ったとする左翼運動家や一部学生がこの動きに抗議する動きを見せており、ウマラ大統領も対応方針を決めかねている模様です。

リマでの生活も三ヶ月が経過し、だんだん判ってきた事の一つが予想以上の貧富格差です。 勿論、中南米に限らず、社会の格差というのは何処にでも存在しますが、リマ市内の治安の良いとされる界隈でも、渋滞や信号待ちの際に何人もの子供達が大道芸やフロントガラスの清掃などで小銭を稼ごうとする姿を頻繁に見かけます。 本来ならば学校に行っているはずの時間帯でもこうした子供達の姿を見かけると、格差解消に向けてフジモリ政権が果たした役割は大きいものの、未だ病巣は根深いものであり、ウマラ政権もパフォーマンスだけでなく、実効のある格差対策の実現が重要であることを感じさせられますが、極端な社会主義の主張は経済発展の足枷となるという現実をCajamarca鉱山問題(住民による開発反対運動)等で見せつけられており、このバランスのとり方が難しい処です。 ところで、昨日会社の同僚の誕生日祝いが行われましたが、ペルーでの誕生日祝いの歌が短い事を不思議に思い、ネットで調べたところ、中南米各国で微妙に歌詞が違うという事実を発見しました。 また、ベネズエラで当たり前と思っていた長い前奏付きの誕生日の歌が、実はベネズエラだけの固有文化である事も発見し些か驚きました。 楽しい前奏付き音楽、カラカスでは毎週末必ず何処かから聞こえてきていましたが、これが聞こえないと何と無くラテンでない感じがしてしまいます。 http://www.cancionfeliz.com/noche_preciosa.php

明日はベネズエラの大統領選挙です。どちらが勝っても、相手方を非難することを避け、少なくとも直ちに敗者を牢獄に繋ぐような動きにならないことを期待します。 そうすれば恩赦という特殊用語を覚える必要は無くなるかも知れません。また、新しい国家の誕生を派手な伴奏と共に大きな声で歌える国になることを望みます。

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