ペルーの言葉 Fallo (ファジョ)=失敗、判決 英:failure, judgement
- Kaz Suzurida
- 2014年2月1日
- 読了時間: 2分
2014年2月1日
今週のペルーのニュースはテレビもラジオも新聞も週刊誌も、すべてFalloの話題で持ち切りでした。
La Haya(英語ではThe Hague、オランダの都市ハーグのことで、ここに設置されている国際司法裁判所
の事を指します)で月曜日に発表されたペルーと隣国チリとの国境の領海線を巡る二国間紛争に、同
裁判所が最終判断を下したというもの。
Corte emitio su fallo(裁判所は判決を下す)
チリが国境から緯度線に平行した領海線を主張していたのに対し、ペルーが不平等と抗議、これを
ハーグ裁判所に訴え出て、司法判定が下されたものです。
この問題は最近頻繁にメディアで取り上げられていたものの、La Hayaの意味がそもそも判らず、当初は
これが国境の地名の一つと誤解していました。
英語の地名とスペイン語の地名が斯くも異なると、戸惑うことしきりです。
因みに、ニューヨークNew YorkはNueva York(ヌエバジョルク)、ヨルダンJordanはJordania
(ホルダニア)と全く違うイメージになる地名も多く、スペイン語地名を覚えるには慣れが必要です。
今回のLa Haya(ラ・アヤと発音されます)決定では、どちらかと言うとペルー側に有利な決定が下された ようで、チリ側では不服の声が多くあがっている模様。 ペルーでも、境界線を決める出発地点がやや内陸で、ここが起点となるためにペルー領土内から 領海線が出ている、と異議を唱える人達が大勢いるようです。 📷 日本でも竹島や尖閣諸島、北方領土等の領土・領海問題が存在しますが、実は南米でも多くの 国境問題が存在していて、ベネズエラとガイアナとの間の領土・領海問題も長年にわたって係争 されている案件ですし、アルゼンチンでも内政の不調を国境問題に責任転嫁すべく、フォークランド 問題を蒸し返す話も持ち出されています。 今日の言葉Falloという単語には色々な意味があって、今回つかわれた判決・判断と言う意味の他に 失敗・問題という風にも使われるので、文章全体から意味を判断する必要があります。 ところで、今週は木曜に自宅のインターネットが不通になり、電話会社の技師が昨日・今日の二日間 修理に来ましたが、結局回復しないまま。近所のStarBucksでメールチェックをしています。
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