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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ペルーの言葉 desnutricion(デスヌトリシオン)=栄養失調、栄養不良  英:malnutrition

2014年5月4日

日本では明日はこどもの日ですが、今日のペルーEl Comercio紙の大きな特集の一つは子供の栄養不良。 "Avanza a paso lento la lucha contra la desnutricion infantil"(子供の栄養不良との闘いはゆっくり) として、依然としてペルーでは子供の多くが栄養不良や栄養失調に苦しんで知る様子を伝えています。 勿論、急激な経済事情の改善によってこうしたネガティブな数値が減少傾向にあるのも事実。 2007年に全国平均で28.5%であった小児栄養不良率は2013年には17.5%まで減少しています。 都市部と郡部では依然として大きなかい離があり、都市部の比率は2007年の15.6%から昨年10.3%に 減少、郡部では2007年45.7%だったものが昨年32.3%へと大きな改善を見せていますが、知能の発達 障害や精神発達の遅れ、体力の欠如等、成長過程に栄養が不足することで生じる様々な問題も記載されています。全国的に改善傾向にある一方で、Piura, Cajamarca, Lambayeque, La Libertad, Arequipaの各州では、2012年から13年にかけて栄養不良率が増加しているとも書かれており、鉱山開発に関する抗議行動の盛んなこうした地域では、社会資本の整備にも遅れが生じていると言うメッセージとも受け取れます。

豊かに見えるリマの市内でも未だに乳飲み子を抱えた若い母親が路上で物乞いをする姿を目にします。 こうした超貧困の根絶こそがペルーを途上国から中進国に成長させる重要な契機であると信じています。 ところで、今週末はEl Comercio紙の創刊175周年と言うことで、昨日の土曜版では毎週末付いてくる Somosという別冊週刊誌で175年間の歩みを綴った大特集が組まれ、特に記録の豊富に残っている 今世紀初めからの主要記事や広告が掲載されていて、大変面白い内容になっています。 これがイメージでご紹介出来ないのは残念。ペルーの歴史を語るうえで貴重な資料集です。 また今日の日曜版にはペルーを代表する名士からの祝賀メッセージが掲載された大特集が組まれて います。因みにここに掲載された政治家を除く最も高名なペルー人とは; ①Mario Vargas Llosa 先に亡くなったコロンビアのガルシア・マルケスに次いでノーベル文学賞を受賞した作家。フジモリ元大統領の政治的ライバル。 ②Gaston Acurio 料理家。ペルー料理を国際的レベルに引き上げたとして、次期大統領候補に推す声も。 ③Natalia Malaga 女子バレーボールチーム監督。自信も88年ソウルオリンピックに出場し銀メダル獲得。 ④Claudio Pizarro サッカー選手。ドイツ バイエルンチーム所属。 ⑤Javier Perez de Cuellar 外交官。1982年から91年まで国連事務総長。デ・クエヤルと読み方を付けると思い出す方もいらっしゃるでしょう。 ⑥Juan Diego Florez オペラ歌手。テノールではパヴァロッティやドミンゴを継ぐ存在と国際的にも評価されています。 ⑦Mario Testino 写真家。Vogue誌やVanity Fair誌等の表紙を飾る人物写真の国際的大家。 ⑧Claudia Llosa 映画監督。Vargas Llosa氏の姪。最近作はJennifer Connelly主演の「Aloft」 ⑨Vania Masias バレエ舞踏家、演出家。 ⑩Fernando de Szyszlo ペルーを代表する抽象画家。 と並びました。皆さん、何人ご存知でしょうか? このEl Comercio、印刷版の発行部数は以前52万部と書いたように記憶しますが、今回の特集で、 電子版の登録ユーザーが1千万人、月間ビューが1億6千万ページと記されているものの、日刊の 印刷版は70,679部の発行と書かれていて、釈然としません。 今週の大きな記事の一つは週刊誌「Cosas」に掲載されたNadine Heredia大統領夫人のインタビューに関する話題。現物の雑誌はペルーを代表する高級誌で、日本の婦人画報の様な紙質や紙面構成ですが、ここでHumala大統領を陰で動かしていると言われているNadine婦人がモデルよろしくポーズを付けてグラビアに登場し、「Las confesiones de NADINE(ナディンの告白)」と題した特集で、政治運営への関与は巷間言われるほどのものではない、という趣旨の発言をしていますが、そもそも高級誌でポーズを付ける(日本でも蓮舫議員へのインタビューとグラビアが問題になりました)ことに対する批判が噴出しています。 http://cosas.pe/la-revista/edicion-actual/2848-nadine-se-confiesa http://elcomercio.pe/politica/gobierno/villanueva-entrevista-revela-que-nadine-tiene-voz-mando-noticia-1727056 さて、先週も書きましたが、今回のペルー駐在も残すところあと一週間。これまで駐在生活の中で お世話になった皆様に勝手に送り付ける格好で続けてきましたが、ブラジルへの転勤を機に送付先の 見直しを行います。既に大勢の皆様から継続のご要望を頂いておりますので、ポルトガル語の勉強も 兼ねて続けて行きたいと思いますが、ご連絡頂いていない皆様には来週が最終号となりますこと、 ご了承願います。

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