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ペルーの言葉 cannabis(カナビス)=大麻 英: hemp

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2013年12月22日
  • 読了時間: 3分

2013年12月22日

いよいよ2013年も残すところあと一週間となりました。 今日のEl Comercial紙のラテンアメリカ版に、今年の南米を総括する特集が組まれておりますので、ご紹介します。

称してDoce meses, doce momentos (12の月、12の瞬間)、毎月のトップトピックスを以下のように纏めています。 Enero 1月 キューバ 「50年間制限されていたキューバ人の出国条件が緩和」 Febrero 2月 エクアドル 「ラファエル コレアが大統領選で再選」 Marzo 3月 ベネズエラ 「ウゴ チャベス、癌に屈する」 Abril 4月 ウルグアイ 「ホセ ムヒカ大統領、フェルナンデス亜大統領を"婆さん"呼ばわり」 Mayo 5月 グアテマラ 「リオス モント元大統領に大量虐殺の有罪判決、禁固80年」 Junio 6月 ブラジル 「数千人が参加して反ルセフ大統領デモ、全国100以上の都市で」 Julio 7月 ブラジル 「フランシスコ教皇リオデジャネイロで若者数千人と対話集会」 Agosto 8月 アルゼンチン 「フェルナンデス大統領の三選を遮る議会選予備選結果」 Setiembre 9月 チリ 「アジェンデ政権へのクーデター(チリ版 9.11)から40周年」 Octubre 10月 キューバ 「94年から続く二重通貨制度(CUP=人民通貨とCUC=兌換通貨)を撤廃」 Noviembre 11月 ベネズエラ 「マドゥロ大統領、授権法で超権力を確保」 Diciembre 12月 ウルグアイ 「大麻(cannabis)市場を合法化」

本当であれば、3月のローマ法王交代で誕生したフランシスコ教皇(法王)のニュースが、今年のラテンアメリカにとっての最大のニュースであると思われますが、これは寧ろ世界にとってのニュースと位置付けられており、ラテンアメリカ版でなく、本紙の中で一面を割いて、同教皇による教会改革の内容を極めて行為的に報じています。

一方、ベネズエラやエクアドルでポピュリズム的政権が継続する様子を警戒気味に伝え、チリの軍事政権の誕生と、その後の経過(同様の大衆社会主義の発生と冷戦終結による終焉)についても詳しく伝えているのが印象的です。 この特集の小見出しは「2013年は歴史の再構成と政治的変化の年(El 2013 fue un año de históricas reformas y cambios políticos.)」というもので、この流れが来年も続く事を示唆しています。

南米には極めて個性的で強い指導力を持つリーダー達が割拠しており、その動静を伝える報道に触れる機会が多いのは、駐在員冥利に尽きるわけですが、 そうしたリーダー達の中で、相対的にも絶対的にも我がウマラ大統領の存在感が小さくなってきており、残りの任期が二年半しか無い年明けからのペルー国内の政情や経済運営には益々注視が必要になってきています。

今日の言葉ではウルグアイが今月合法化した大麻の単語を選んだのですが、実は本当にご紹介したかったのは、このウルグアイのJose Mujica大統領が7月にRio de Janeiroで開催された環境会議で発言されたお言葉。"婆さん"発言の顰蹙ぶりのみが目立ったように見えますが、実に素晴らしいメッセージを発信しています。 http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/

では、来年が皆様にとっても世界にとっても良い年になりますように祈念して、本年最後のペルーからの言葉を締めくくります。 Feliz Navidad! y que tengan buen fin de ano, ano nuevo!!

 
 
 

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