2013年8月18日
今週は金曜から土曜にかけてリマ市内の多くの地域で12時間続け 霧雨(Llovizna)が降った事が各紙の紙面を賑わせましたが、今朝のEl Comercio紙の一面トップ記事は、またまた世論調査でHumala大統領の支持率が下がった、と言うものです。
この記事では、国民の大半が麻薬密売業者が国内に潜入している(mayoría de población cree que narcotráfico se infiltró en el estado)として、治安の悪化の背景にある麻薬密売業者の暗躍を野放しにする現政権への失望から、大統領の支持率がまた下落し、先月の33%から今月は29%に続落、国民的人気を誇ったNadin Heredia大統領夫人も三月の61%をピークに、先月は38%に急落、今月は更に36%にまで落ち込んだ、と報じており、無作為の政府と揶揄される現政権に対する市民の失望が拡大している様です。
一方、政府批判を堂々と展開しているのは前大統領のAlan Garcia氏である、と見る向きが34%と最も多く、これに29%のケイコ・フジモリ氏が続いています。三位はケイコ氏の弟ケンジ氏ですが、6%。
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また、先月ウマラ大統領によって恩赦が否認され、現在は自宅拘禁の申請を出しているフジモリ元大統領への申請の指示は56%にも上っており、依然としてペルー中興の祖、として多くの国民がフジモリ氏を支持している様子がうかがわれます。(el 56% esta de acuerdo con que cumpla arresto domiciliario)
更に、今朝の紙面は第二面・四面の二ページを割いてケイコ・フジモリ氏の政府批判コメントが掲載されており、フジモリスモ(フジモリ主義)が改めて脚光を浴びる形になっています。
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