2013年10月12日
2020年のオリンピックが東京で開催されることが決まったのが一か月前ですが、昨日は2019年のパンアメリカン競技会(Juegos Panamericana, Pan Am Games)がリマで開催されることが決まりました。
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今日のEl Comercio一面トップは「Lima albergara en el 2019 a la elite del deporte continental」(リマが2019年に米州大陸のスポーツ代表を受け入れる)との大見出しで、チリのサンチャゴ、アルゼンチンのラプンタ、ベネズエラのシウダードボリーバルの他候補都市に競り勝った、と感激の見出しで飾られています。
日本では殆ど知られていない(?)パンアメリカン競技会ですが、4年に一度、オリンピックの前の年に北中南米の米州41か国が参加して行われるスポーツの祭典で、参加各国の選手たちにとってはオリンピックの選考競技会の意味合いも持っている大事な大会。2011年にはメキシコのグアダラハラで開催されました。次の大会は2015年にカナダのトロントで開かれることになっており、昨日の選考会もトロントで開催されたものです。
オリンピック景気に期待するのはペルーも同じで、この決定により7億ドルのインフラ投資が行われると報じられており、リマ市内の各地で32種類の競技が開催され、6,000人以上の選手を受け入れる訳ですが、この競技会目当てに訪れる関係者や観光客を受け入れる為に、さらなる投資が行われるでしょうから、リマ市内の建設工事は益々熱を帯びてくることが予想されます。
我が家の隣でも、一軒家を解体してアパートに作り替える工事が行われていますが、リマの建築物は耐震性を考慮してか、隣家とぴったり接する構造になっていて、解体工事は自分の家を壊しているのと同じくらいの騒音を発します。
一方今週はメキシコ・コロンビア・ペルー・チリの四か国で昨年合意した太平洋同盟(La Alianza del Pacifico)の推進協議会も行われ、関税の撤廃や交易の活性化が行われることになりますので、経済好調なペルーは色々な意味で益々盛り上がりを見せてくることになると思われます。
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