2009年5月31日
最近 地震の話題が良く出ますが、昨日も二回の地震が発生しました。
一回目は午前02:34、カラカスの東約100kmの海中にあるエルピラール断層(Falla de El Pilar)地下5kmを震源とするもので、マグニチュードは3.5。
二回目は午前10:02、カラカスの西約300kmの町エルトクヨ(El Tocuyo)にあるボコノ断層(Falla de Bocono)地下1.3kmを震源とするマグニチュード3.8の地震。
どちらもカラカスでは殆ど感じないものでしたが、5月4日未明にカラカスでマグニチュード5.7の地震があって以降、小さな地震が頻発しています。
ベネズエラは元々地震国で、定期的に大型の地震が繰り返されていて、最近の記録では1900年と1967年に大きな地震でカラカス市内の建築物が大きな被害を受けています。かつては街の中心がセントロ(Centro)という、カラカス市の西側に位置していましたが、開発が進むにつれ、東と南に人口が移動して、現在は外資系企業や外交官事務所の多くが街の東側に居を構えています。ただ、この地域は断層の近くにあり、地盤が弱いとの指摘もあり、1967年の地震でも建築物の倒壊の被害が最も多く出たこともあり、大地震の周期が50年前後であるとすると、そろそろではないか?との声もあちこちで上がっています。
ただ、地震発生国の割には構想建築もいい加減な造りの建物が多く、実際に大きな地震が来た場合、かなりの被害が出ることも予想されます。
地震を表すスペイン語には他にTerremoto(テレモト)、Temblor(テンブロール)という言葉もありますが、どういう使い分けであるのかは不明です。(以前の駐在の際はTerremotoの方が頻繁に使われていたと記憶します。)
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