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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 remedio(レメディオ)=解決法、治療、薬

2008年11月11日

またまたモノ不足の話題。「Remedios para la conjuntivitis estan escasos(結膜炎の治療薬が不足)」という見出しと共に、薬局の目薬売り場のガランとした様子を写した写真が掲載されています。「Expertos recomiendan lavar los ojos con solucion fisiologica(専門家は生理食塩水での洗顔を奨励)」との副題も。しかし、生理食塩水すら入手困難なので、結局は結膜炎にならないことだ、とケツをまくるしか無い状況です。


日本でもダイエットブームでバナナが棚から消えたとか、ケーキ用のバターが消えたなんていう話を新聞で読みましたが、ケーキ(景気)が悪くなったお蔭(?)でケーキの消費が減ったのか、バター不足の問題は解決したようですね。


ベネズエラにおけるモノ不足は既に長期化している牛乳や小麦粉、砂糖や卵といった必需食品に加え、最近は輸出産品であったコーヒーすら入手困難な状況に陥っています。これはチャベス貧民政権が「必需品の価格は値上げ許さず」という姿勢を貫いている為、コスト上昇をヘッジしきれない生産者がどんどん廃業している為で、量販店に価格上昇を止められて供給不可能になっている日本の漁業や農業にも共通する問題と言えます。何か良いremedioがあると良いのですが。

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