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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 precipitaciones(プレシピタシオネス)=降水量 英:precipitations

2010年11月22日

通常の大雨季が4月から9月、小雨季が11月から1月というのが、ベネズエラの気候パターンですが、これまでも何度も書いてきたように今年の降雨パターンは明らかに異常で、結局大雨季から小雨季がそのまま繋がった格好となって、今週も大量の雨を各地にもたらしました。 今日の新聞記事にも「Se mantienen operativos de alerta por las secuelas que podrían dejar las precipitaciones.」(大雨に対する警戒は依然必要だが、降水量は下がる見込み)と書かれているものの、実際には朝から降り始め暫く止みそうも無い雲の厚い空模様になっています。 通常、雨季と言っても晴天から一気に雲が出て、30分から1時間の間豪快な大粒の雨を降らせるとやんでしますのがベネズエラの雨季の雨であることも、これまで何度も書いてきましたが、今年の雨は2008年暮れのものと似ていて、半日以上シトシトと降るような雨が多いので、急傾地の住宅や道路は引き続き地すべり、くぼ地では冠水に対する警戒が必要です。(警戒しても妨げようがないのが当地の雨被害ですが。) この雨の影響で、カラカスから地方都市バルセロナに通じる幹線道路も昨晩から通行止めになっており、早期の復旧が望まれています。この道路は今年になって既に橋が流されての通行止めも発生したものの、応急処理で交通は回復、ただ、その後は抜本的な対策を行わないまま、またこうした被害が再発するという、いかにも今のベネズエラらしい横着な処置と結果が繰り返されている訳です。 http://globovision.com/news.php?nid=169759 カラカス周辺でも、空港と市内を結ぶ高速道路の脇を通る旧道(carretera vieja)で土砂崩れが頻繁に起こり、住宅が押し流される被害が発生してることも既報の通りですが、新たにこの旧道沿いの高圧電線の鉄塔の基礎部分近くまで崩れ始めています。 ただ、ここで今取られている対策は、崩れた部分にビニールシートで覆いをかけるだけ、という超簡素なもので、このまま対策を怠ると、同地区の大規模・長期間停電という新たな問題を起こすことは必須の状況です。

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