2010年4月18日
いよいよ来る19日は独立宣言200周年記念日ということで、盛り上がってきました。
今回ご紹介するのは13日に行われたチャベス開放8周年記念行事の一こま。ロシアや中国から大量の兵器を買い込んで、正規の軍組織ではない民兵(milisianos)にバラ撒き、チャベス義勇軍として訓練を行い、その披露を行いました。
3万人以上が参加して行われたカラカスでのこの行事、たまたま小生は国内出張でカラカスに居なかったので助かりましたが、例によって道路が封鎖され街は大変な渋滞に見舞われたようです。
Hugo Chávez exhibe a sus milicianos armados en un desfile en Caracas (チャベス大統領がカラカスで武装した民兵を披露)
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チャベス大統領は「女性の地位向上」を頻繁にアピールし、こうした式典でも必ず女性を表彰する場面をテレビで流します。
これが家庭での主権を握る主婦層に受け、高いチャベス人気を支えている訳です。
200年前の独立戦争以後、本格の戦争に巻き込まれた経験の無いベネズエラでは、家族を戦争で失う悲しみというものも経験が無く、写真の老婆のような人たちが嬉々として武器を手にする様は、日本人の感覚からは不気味なものに映ります。
ともかく歴史上あまり意味の無い記念日の為に祝日となる19日が月曜なので、3月末の拡大セマナサンタに続き、また連休になるベネズエラでは、週末あちこちで行楽地に向かう渋滞が発生していました。
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