2010年12月5日
昨日12月4日は会社の仲間Franklin君の結婚式。 仲間と言ってもこちらは50歳、彼は31歳になったばかりで、どちらかと言うと長男(20歳)に近い若者。
その彼が5年間付き合ったガールフレンドと漸く結婚することになった訳です。
結婚式は教会で執り行われる所謂典型的カトリックの様式ではなく、日本でも流行の人前婚(Matrimonio Civil)で、こういう形の式に招かれるのは初めてのこと。会場はカラカス国際空港の近く、海岸リゾートにある小さなレストランで、家族と新郎新婦の職場の同僚数人づつというこぢんまりとした、しかし心の篭ったパーティーでした。
夕方18:30開宴という案内をもらい、生憎の豪雨やいくつかのトラブルがあって、結局15分くらい遅れて到着。ベネズエラでは珍しく、既に殆どの招待客(と言っても家族中心)が集まっており、既に二人による署名は終わった後で、発泡酒とおつまみ(Pasapalo)が振舞われ始めたところで、新郎新婦への祝辞が次々に披露され、大いに盛り上がりました。しかし、ここはベネズエラ。時間が過ぎるに連れ、会場はダンスパーティー会場と化し、サルサ(Salsa)やメレンゲ(Merengue)、レゲトン(Reggaeton)といったダンス音楽が大音響で流れ、時計はあっと言う間に深夜12時を周り、カレンダーは5日(日)に切り替わりましたが、宴会が終わる雰囲気は一向にありませんでした。こうなるともう、こちらの体力が付いて行かない状況なので、新婦側の同じ年頃のオジサン家族が帰るのに便乗して新郎新婦に挨拶をしてこっそり会場を出てきました。
結婚披露宴のことはBoda(ボーダ)とも言い、ホテルやレストラン・新婦の自宅といった会場の他、Fiestejo(フィエステホ)というパーティー会場でも開催されます。
ところで、11月に終わらなかった雨は12月に入っても降り続き、この土曜日も昼過ぎから降り始めた大雨の影響でカラカスから空港に降りる高速道路のあちこちで土砂崩れが発生し、大きな岩も転げ落ちてきて非常に危険な状態でした。また、この雨はカラカス周辺以外でもあちこちに大きな被害をもたらし、有志の人達が街頭のあちこちに古着や生活用品の募集所を開いており、カトリック教国の懐の深さを感じさせています。
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