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ベネズエラの言葉 Langosta(ランゴスタ)=イセエビ、ロブスター  英:Lobster

執筆者の写真: Kaz SuzuridaKaz Suzurida

2011年2月13日

どうも最近のネタが明るくない、というか暗いというコメントを何人かの方々から頂きました。意識的に暗いネタを流しているつもりは無いのですが、その週のメジャーなニュースを伝えようとすると、何となくそういう傾向になることが判明したので、今週はそうでない話題から。


「石油が出るところでは、エビが沢山獲れる」とは良く言われることですが、ここベネズエラも例外では無く、美味しいエビが入手できます。

どこのスペイン料理屋に行っても、「Camaron al ajillo」(カマロン アル アヒージョ)という小エビのガーリック+オリーブオイル炒め(というか、油煮)が出て、好評を博しています。


日本の中華で食べるチリソースの芝エビよりも小ぶりですが、ビール(Cerveza=セルベッサ)のつまみに、CamaronesやChampiñones(シャンピニオネス=マッシュルーム)をニンニクとオリーブオイルで炒めた(というか煮た)料理は定番の一つです。


小さいエビばかりでなく、年末から2月にかけてのシーズンは、巨大なイセエビが市場に出回ります。 今年も旬を迎えて、シーフードレストランでは、入り口に2~3kgもあるようなイセエビ(Langosta)が飾られて、蒸し料理や焼き料理、テルミドールやシャンパンソースといった様々な調理方法を提案してきます。イセエビは一年の間でも流通する時期が限定的であることから、定番メニューに載せている店は無く、殆どが「本日(或いは今月)のお勧め」として、別の紙に刷って貼ってあります。価格は時価。今年はどこで食べても1kg当たりBsF.300前後のようで、お客様が大勢見えた今週は二回もご相伴に与かることが出来ました。


タイトルでLangosta=イセエビ、ロブスターと書きましたが、勿論、正式にイセエビやロブスターであるわけではなく、形状はイセエビに似ているものの、遥かに大型の種であり、味も厳密にはイセエビとは異なります。


このLangosta、最近カラカスで発生したコレラの発生源と言われており、何となく今年はダブつき気味であるように見受けられます。勿論、インフレが激しいベネズエラで、高級食材が敬遠されていることがダブつきの原因であるかも知れませんが、ともかく毎週日曜朝に我が家の近くで開かれる「中華朝市」にも出回っています。


Langostaより小さく、Camaronより大きなクルマエビサイズのものはLangostinoと呼ばれ、海鮮スープやパエジャ(Paella)の具として多用されます。


そうしたエビを料理するのに、レストランや家庭で使われるプロパンガスについての記事が今朝のEl Nacional紙に出ていました。ベネズエラでは国中にガスのパイプラインが敷設されているものの、これは産業用の大口径管であり、家庭用のガスはボンベに入った形で流通しています。


このボンベのガスの調達が困難になっており、調理に支障をきたす家庭が出てきているということ。

我が家は電気コンロなので、こうした問題が発生していることは、新聞記事でしか知りませんでした。

ボンベのガスは、大型の飲料水(5ガロン=約19L)のボトル同様に、最初に先ず容器代を支払い、次から中身料金を支払うという仕組みのようで、内容量によって10kg・18kg・43kgという三種類が流通しているようです。容器と中身の代金は、10kgで容器BsF.180+中身BsF.3.70、18kgで容器BsF.600+中身BsF.6.70、43kgボンベは容器BsF.1,000+中身BsF.16であるとのこと。


電力不足の結果、安価なガスをベースにした小型のガス発電機が多く取り入れられ、その結果一般住宅の調理用ガスが供給不足を来たしているのでしょう。


おっと、また明るくない方向に話題が行きそうでした。


今日はEl Universal紙もEl Nacional紙も一面ほぼ前面をエジプトのムバラク政権崩壊についての記事に割いて、「独裁政治の終焉」を報じていました。これがどういうメッセージであるのか、ということを考えると、未来は明るいのかな?という風にも思われます。


一方で51歳の誕生日を迎えてエビの食べすぎは通風等の健康障害の元にもなりかねませんので、来週以降は自重するようにします。

 
 
 

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