2012年2月5日
今週は出張で日本に来ていた為に、臨場感のある内容にはなりませんが、政府系新聞”Ultimas Noticias"によると、74.6%のベネズエラ国民がチャベス大統領の管理を肯定的に捉えているとの調査結果が纏まったようです。(74,6% aprueba gestión de Chávez)
これは1月23日から一週間に亘って行われた調査の結果とのことで、同じ調査でチャベス大統領の再選を支持する割合は57.4%に上っているとのことです。
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ALBA(ボリーバル主義連合 Alianza Bolivariana para los Pueblos de Nuestra América)の首脳会議で弁舌をふるうチャベス大統領。左写真の左は'92年のクーデター当時バスの運転手だったと言われるニコラス・マドゥロ外務大臣。
土曜日2月4日は、1992年のチャベス氏主導による当時のペレス政権に対するクーデター蜂起20周年記念日ということで、全国から支持者を動員して、軍事パレードを大々的に開催しました。
空軍からもロシア製の戦闘機やヘリコプターを駆り出し、大規模な演出の記念行事となった模様です。(演習は先週も繰り返し行われていました。)
一方、2月12日に行われる反対派統一候補選定選挙に向けて、各候補は今回の記念行事を「反政府運動で大勢の死者も出たのに、これを祝うとは不道徳であり、また軍の私物化である」と一斉に反発しています。
映像で見る限りは大統領の健康は確実に回復している模様で、チャベス政権の基盤は大統領の健康回復とともに、再び揺るぎないものになって来ているようです。
一方で、メキシコ大使の短時間誘拐が発生、メキシコ政府が抗議するなど、治安の悪化は顕著になってきており、10月7日の大統領選挙までに治安対策がどのように施されるのか?も投票する国民の選択を左右する大きな課題になりそうです。
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