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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 Fumadores(フマドーレス)=喫煙者達(複) 英:Smokers

2011年3月5日

これまで「喫煙者に優しい」と喫煙出張者達に好評だったベネズエラで、喫煙場所を規制する新たな法律が成立しました。

「Ratifican cerco a fumadores」(喫煙者達の囲い込みが有効に)という記事が"Ultimas Notocias"のトップニュースになったのは3月3日。保険省の指示により、喫煙可能な場所と禁煙の場所を明確に分ける(つまり分煙)ことになったようです。

これまでにも会社や組織によって喫煙を制限する例はあったものの、レストランなどの公共の場所で厳格に禁煙を指示する法令が存在しなかったことから、食事に行って禁煙コーナーに座っても、風に乗って煙が漂ってくる、なんていうのは常識でした。


ベネズエラで最も売れているのはBIGOTT SUCS(British Americanの系列)という会社が売っているBelmontという銘柄。20本入りで現在1箱BsF.18とのこと。年明けに値上げがあり、昨年のBsF.16から12.5%値上がりしたようです。その他にもAstor、Consult等の国産ブランドがある一方、Marlboroのような米国ブランドも人気です。

参考までにBelmontの写真を紹介します。今や10本パックが主流。

http://www.cigarettespedia.com/index.php/Belmont_(venezuelan_version)_(Extra_Suave)_S-10-S_-_Venezuela

昔の立派な箱入りは、最近はあまり見かけません。

http://www.cigarettespedia.com/index.php/Belmont_(venezuelan_version)_(Extra_Suave)_KS-20-H_-_Venezuela

一方、一箱単位で買えない人達用に、一本売りというのもキオスクなどで良く見かける光景です。


さて、今週はカーニバルということで、ベネズエラでは来る月曜と火曜が祭日になります。ラテンアメリカではどこでもカーニバル休みがあるという訳ではなく、どうやら派手なお祭りのあるブラジル以外では、ウルグアイ・エクアドル・ドミニカ・トリニダード・パナマ・ボリビアといったラ米でもお祭り好きとされる国々のみが祭日としているようです。カラカスでもアビラ山へのロープウェイが期間中は無料になる他、街中のあちこちでパレードや仮装大会が開催されることになっています。


今日の新聞”Ultimas Noticias"の一面トップは「!A cuidarse an Carnaval!(カーニバルは身の回りに注意!)という見出しで、スリや置き引きに警戒を呼びかけています。また、友人から今朝送られてきたニュースとして「MÁS DE 11 ASALTOS DIARIOS EJECUTAN MOTORIZADOS EN EL AEROPUERTO INTERNACIONAL DE MAIQUETÍA.(マイケティア国際空港=カラカス空港で一日当たり11件以上のバイクによる強盗事件が発生)」というのも届いています。


幸い雨は止んだものの、1月からの為替の引き下げによって物資が不足気味になっており、貧困層の中には生活防衛を理由にモノ盗りに動く人達があるようで、クリスマスシーズン同様、カーニバルや4月末の復活祭までは身の回りの小さな窃盗にも十分な注意が必要と思われます。

これからベネズエラに来られる方々、飛行場の到着時から手荷物には十分気をつけて下さい。

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