2009年3月15日
先刻終了したWBCのキューバX日本戦は、ここベネズエラでも当地局が完全放映していました。スポンサーは現在政府と対立状態にあるとされるPolarグループ。回の間のコマーシャルフィルムは勿論、バックネット傍の広告ボードにもPolar関連各社商品の宣伝が表示されていました。
ここで「おや?」と思ったのが、商品名の無い「El Deporte es un Derecho en Venezuela(スポーツはベネズエラの権利の一つ)」という広告テロップ。
野党関係者や人権関係者・反政府運動家などに対する弾圧が国際的に問題視されるこの国で、敢えて政府と対立する最大の民間企業グループが、国内の視聴者のみならず、大の野球ファンと言われる大統領本人に向けて贈った熱いメッセージだったのでしょうか?
derechoという単語には「権利」の他にも「右の、右側の」「まっすぐな」「法律」という意味もあり、極左政権に対する軌道修正要求のメッセージであったように思われます。
このキューバ戦に好投した松坂・岩隈・藤川も右のラインナップでした。ベネズエラも好調ですから、いずれ直接対決が出来ることを期待します。
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