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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 Chamo(チャモ)=若者、青年  英:Youth

2011年9月19日

先週は国外での会議が続き、土曜夜にカラカスに帰りついたものの、自宅でパソコンがネットに繋がらなくなって、その上飛行機の中で風邪を拾ってきたようで、咽喉も痛んで散々な週末となりました。

今日久々に事務所に出て、ネット接続を試みたものの、会社でも繋がらない、その上IT担当が午前半休、ということで、漸くパソコンでのメールアクセスに成功しました。(最近は会社のメールは携帯端末ブラックベリーで読むことは可能なものの、画面が小さすぎて非常に読みにくいという欠点有り)

偶々日本が三連休だったこともあって、今週は超遅版ですが、今日(月曜)の1面記事をお送りします。

曰く「5 milliones de chamos pa' clases」(5百万人の生徒が教室に戻って来る)というもの。(Ultimas Noticias紙)これが何を意味するか?というと、勿論、新学期が始まるということな訳ですが、毎年新学期には学校の荒廃が問題視され、本年度も昨年・一昨年同様、荒れた校舎や足りない教材、足りない教員や安い教員給与が大きな問題として取り上げられています。

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先般出向いたペルーでは、教室でのいじめが大きな社会問題として報じられていました。これは朝のニュースでの特集コーナーで、米国の学校での様子も引き合いに出しながら、学校でのいじめは今やペルー一国の問題ではなく、米州全体で考えるべきものである、と結んでいました。

しかし、ベネズエラでは、治安の悪化がこうした問題に拍車を掛けています。

子供達は登下校時の非安全とも対峙しながら勉強を強いられるわけで、しかも学校は雨漏りし、ノートや鉛筆は十分に行き渡らず、教員は定数を満たさない上に給食も十分でないという現実。

ある程度裕福な親は、少しでも良い環境に自分の子供を置くべく、私立学校に送る訳ですが、朝昼の送り迎えが市内各地に大渋滞を引き起こすと言う、別の問題も引き起こしています。

本当に、学校が始まるこれからのシーズンと、学校が休みだった8月とは、街の様子は全く異なり、更に今年は雨季が終わっても降り続ける雨の所為で、道路は益々混雑を極めています。

ご紹介した新聞見出し「chamos pa' clases」のpa'は、「~の為に」(in order to)、或いは「~に向かって」(toward)等の意味を持つparaという単語の省略形です。

最近はPa'lante Presidente! (Para adelante, Presidente=大統領になってください、の意)というキャンペーン用語として頻繁にマスコミに登場するので、流行語かと思いきや、調べてみると、決して与党PSUVの造語ではなく、かれこれ10年以上ラ米諸国の大統領選で、主に新人候補が使用してきたキャンペーン用語であることが判りました。

いつまでも新人の意識で新鮮に振る舞い、反対派を守旧派と位置づけて選挙戦を展開するチャベス大統領、流石としか言えない戦略です。

ChamoやChamaというのは、普段から「おい兄ちゃん、姉ちゃん」という意味の呼びかけにも使われますが、逆に学校教育の荒廃で、成人してもChamoやChamaのまま、疑いを持たずに与党を信じる国民が大衆層に増えている現実、これは正直言うと少し怖いものがあるのですが。

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