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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 Bicentenario(ビセンテナリオ)=200年記念の、200年祭 英:Bicentenary

2010年4月10日

来る4月19日は1810年に独立宣言が行われて丁度200年となる、ということで来週から盛大なお祭りが予定されています。


本来の独立記念日は1811年にスペインからの独立を宣言して戦争に突入した7月5日であり、4月19日は正式な独立宣言記念日では無い筈ですが、2002年の反チャベス派によるクーデター未遂事件からのチャベス開放記念日となる4月13日と共に、現社会主義政権の重要な年中行事の一つになっています。


一年中何かの行事を行って、国民の注目を浴びなければならないプロパガンダ式政権である現政府は、何かにつけてこうした行事を執り行い、それをテレビで中継することで大統領の存在感を一般大衆にアピールしようというのが狙いです。そういう意味ではマスコミ露出度の低い日本の政治家は、無名に近かった南米の一国を世界的に有名たらしめたこの偉大な大統領に学ぶべきであろうと思います。


ところで、ベネズエラが旧宗主国スペインから完全な自主独立を果たしたのは、1821年7月のカラボボの戦い(Guerra de Carabobo)以降のことになるので、独立200周年記念行事を今年行うことについては、違和感を唱える人達ばかりなのですが、9月26日に国会議員選挙を控える現政権にとっては、これから9月にかけて如何に大衆の目を引くか、が重要な政策になる筈なので、「悪いのは大統領じゃないんだ」という責任転嫁の為の閣僚交代や省庁組織の改変も含め、色々なイベントが用意されることと思われます。


既に街のあちこちで200周年を祝うペイント(落書きも)が描かれ始めていますが、市民の目は今週突然値上げされた牛乳やチーズ(約20%)、公共交通機関の運賃(33%)といった物価の急激な上昇や、Semana Santa明けから降り始めた雨が、一部の地域で洪水をもたらし、水不足から一転して水害に遭う市民への同情に向けられています。

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先週はロシアのプーチン首相がカラカスを訪問、50億ドルに及ぶ新規の武器関連商談をまとめ、今週はスペインから購入した沿岸巡視艇の引渡式を延々テレビ中継していました。


一方で電力不足による非常事態宣言は雨が降り始めた今週になって、更に二ヶ月延長する大統領令が発令され、早めの雨期が始まってからも、市民の不便は続きそうな様子です。

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