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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 Alimento(アリメント) =食物・食品 英:Food

2010年6月5日

随分以前指摘されていた筈の問題が今週改めて顕在化しました。

昨年の今頃、港湾事業の国営化が実施され、それに伴ってPuerto Cabello(プエルト カベージョ)港でコンテナ内で放置された腐敗食品が大量に発見されたことが報道されたものの、その後何も詳細が伝わらないまま、ほぼ一年が経過していました。

ところが「プエルトカベージョで1,103個の腐敗食品入りコンテナ見つかる(Hallan 1.103 contenedores con comida dañada en Puerto Cabello)」との報道が再びあり、今日までに3,595個ものコンテナが発見されて大問題になっています。


昨日PDVSAは、子会社のPDVAL(PDV Alimentos=PDV食品)が、昨年1年間で、こうした腐敗食品コンテナ3,595個を含む70,000コンテナの輸入に約2.5億ドルを支払っていたことを認めたものの、食品の腐敗や、そのコンテナが放置された背景には国有化以前の非効率な輸入制度が原因であったとして、責任を当時の港湾事情になすりつけた姿勢をとっています。

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その一方、PDVALの輸入関係者は、海外の食品サプライヤーからの買い付けに際し、消費期限ギリギリや期限切れの商品を安価に買いつけ、それを正価で販売したことにして裏金を作ったとの指摘もなされており、チャベス大統領にとって頭痛の種が増えた形になっています。


国内では、最大の民間企業である食品コングロマリットPolarグループへの接収攻撃を強化していた矢先の再報道であり、マスコミにも強い影響力を持つPolarグループの逆襲とも受け止められます。


PDVALというのは社会主義食品スーパーMERCALと同様、貧民対策として石油公社PDVSAが大統領の点数稼ぎの為に2年前に始めた新事業ですが、元々経験者が皆無の石油会社に生鮮品の流通事業が出来る訳も無く、貧民層からも「行列が長すぎ」「品目が少ない」「鮮度が悪い」等、酷評されているものです。店舗は全て貧民街の中にあるため、我々外国人が店舗を覗くことは殆ど不可能ですが、Polarを敵に回して本格的な戦闘を始めると、食品流通が疲弊して、1989年の暴動のきっかけになった食品不足の二の舞になる危険性も孕んでいるので注意が必要です。

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