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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 agotado(アゴタード)=枯渇した、売り切れ  英:exhausted, sold-out

2012年3月31日

いよいよSemana Santa(セマナサンタ=聖週間、イースター)が始まり、人によってはこれから一か月近くの休みに入るということで、街の雰囲気も浮足立った感じがします。

金曜の新聞El Universalの一面に「Cupos agotados en aviones y autobuses(飛行機もバスも満席)」という見出しが窓口で切符を買えずにガッカリする人の写真と共に出ていました。

政府系Ultimas Noticiasによると、これから始まる連休(実際には4月5-6だけが正式の祭日ですが、多くの人が来週一杯休んでしまいます)で、何と19百万人がバケーションに出かけるとのこと。つまり、日本で言うゴールデンウィークが始まろうとしている訳で、道路も空港も行楽の人達でごった返すことになります。

📷


ベネズエラ人は休みに海に出かけるのが大好きで、こうした大型連休はどこの海岸(Playa)も芋を洗うような混雑を呈することになります。

貧しい人達は近隣のビーチでバーベキュー等を楽しむ訳ですが、少しおカネのある人達は、MargaritaやLos Roquesと言った沖の島を目指します。

ところが人気のLos Roquesで、観光ボートへの燃料割当が少ないことに抗議するストライキが始まりました。 

📷 Los Roquesの海岸


政府は電力不足を解消する為に火力発電の強化に努めていますが、その一方で製油所のメインテナンスが劣悪であることから、燃料の生産が大幅に低下し、実際には米国などから輸入する事態に陥っています。そうした中、より燃費の悪いレジャーボートへの供給を絞ろうというのが政府の狙いですが、懸命に働いて貯めたお金で出かけたビーチで、ボートに乗れないとなると、小さな不満がまた溜まることになるでしょう。


一方で、政府はこれまで国会や中銀の承認を必要としていた借入の増加を大統領の意向で勝手に出来る法案を通過させました。 


これによって、不透明な歳費が益々増えることになりますが、原油価格が高値を維持しているため、政府当局の危機感は極めて薄いようです。

ただ、クリスマスで飲み食いし、カーニバルで大騒ぎし、イースターで浪費した国民が戻ってくる4月は、皆が金欠で大変な時期となり、毎年ここを狙って5月1日のメーデーに大判振る舞いの昇給計画を発表する、というのが我がベネズエラ政府の常套手段となっています。


従ってその為にも、誰にはばかることなく資金調達をすることが出来るように、新しいルールを作った、ということでしょうが、この結果、国庫のおカネがagotadoした、なんていうことにならないようにして欲しいものです。


今週のコマンダンテ(指揮官)チャベス大統領ですが、先週末に出かけたキューバから火曜日に一旦帰国し、テレビやラジオを通じて反対派が国を混乱させている、と非難しています。また、3月のインフレ率は0.9%に留まり、経済政策も順調であると強調していますが、生活実感からすると、???と言わざるを得ません。

📷 テレビで政策を放送するチャベス大統領。


また、本日からキューバに引き返し、放射線治療を再開すると言っていますが、こうなってくると、どこの国に本拠地があるのか?と言う声も支持者の中からも上がり始めており、近い将来ベネズエラ国内で放射線治療を行う、ともコメントしています。


最後に楽しい話題。2012年度のミス・ベネズエラの地方選考会がTachira州で開催され、ロス・アンデス大学でグラフィックデザインを学ぶ、Ivanna Vale Colmanさん(20)がミス・タチラに選ばれ、全国選考会に進むことが決まりました。ブルジョア攻撃の手を緩めない現政権ですが、何故かF1レースへの協賛や、ミスコン支援等、明らかに資本主義の象徴のようなイベントも応援してくれています。

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