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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 abrazo(アブラーソ)=抱擁  英:hug

2012年6月10日

いよいよ二度目のベネズエラ駐在最後の週末を迎えました。

1988年8月末に初めてこの国の土を踏んで以来、24年近い歳月が流れた訳ですが、いよいよ次の任地ペルーに向けて出発です。

とは言っても、暫くは日本での一時帰国で、打合せや健診などを行って、しかもチケット発券の都合上、月末に一旦ベネズエラに戻ってからリマに着任することになります。

ただ、本号がベネズエラからお届けする「ベネズエラの言葉」の最終回になります。これまで応援頂いた皆様に改めて御礼申し上げますとともに、新任地ペルーでも一層のご支援をお願い致します。


昨日はサッカーワールドカップ予選のベネズエラ対チリ戦が、地元プエルトラクルスの球戯場で開催され、国民の視線は夕方6時から始まった試合に釘づけとなりました。

小生もベネズエラ名物Pollo en Braza(串刺し焼き鳥)の店で送別会を開いて貰いながら観戦しました。

📷 📷 Brazaというのは炎の意味、ベネズエラの鶏は美味しいと全てのビジターに好評でした。


ベネズエラは元来野球を国技とする国で、サッカーのレベルは必ずしも高くなかったので、以前は自国の応援よりもブラジルやアルゼンチンの応援の為に勤務時間中でもテレビの前に集まるという状況でしたが、最近はサッカーにおいても実力をつけ、南米の競合諸国と対等に戦えるようになってきた為、昨日の試合も開始一時間以上前から中継放送が始まる盛り上がり方でした。

しかも、前半は終始ボールをキープして度々チリのゴールを襲い、シュートが繰り出される度に物凄い歓声が湧き上がって、今日は勝つぞ!という雰囲気バリバリでした。

ところが、ホテル(アパートは引き払っています)に戻ってテレビで後半を観戦し始めると、0-0で均衡していた試合が終盤85分過ぎの5分間で2点を失い、満員のスタジアムは葬式のように静まりかえり、あっけなく試合は終わりました。

📷


この試合には大統領も得意のツイッタ―から応援メッセージを送っていましたし、国営放送局は石油公社PDVSAをスポンサーに仕立て、完全中継番組を構成していました。

スタジアムのあるプエルトラクルスはPDVSAの製油所がある同社重要拠点の一つで、このスタジアムも当然同社が建てたもの。


また、プエルトラクルス市を抱えるアンソアテギ州は与党にとって最大の戦略拠点と言えるのですが、最近は親密な関係にあった州知事と意見の対立が発生して、州知事と大統領が一緒に登場する宣伝を全て取り払うなど、選挙戦略の見直しを強いられていた処で有り、ここで開かれるサッカーの試合は選挙の方向性を占う意味でも大切な意味を持つものであったと言えます。

その大事な試合を落としてしまったVino Tinto(赤ワインの意味、ナショナルチームのユニフォームの色)の面々の今後がどうなるのか?も気になるところです。


さて、今日の言葉Abrazoは、ベネズエラだけでなく南米どこでも見られる親愛の挨拶、抱擁して相手の背中を叩き合う挨拶の仕方。今週は大勢の仲間とAbrazoして暫しの別れを惜しみました。でもいつかまた、この国で仕事ができることを目標に、新天地ペルーでの活躍を目指します。


毎朝クルマの中で聞いていたラジオ番組Fullcholaというのがあるのですが、これは辞書にも載っていない言葉で、英語のフルにサンダルを意味するCholaをくっつけて、クルマのアクセルを思い切り踏む、即ちエンジン全開というベネズエラ特有の表現です。これからもFullcholaで頑張りますので、改めて応援宜しくお願いします。

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