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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉 prostata(プロスタタ)=前立腺  英:prostate 西:próstata

2015年11月19日

11月20日はブラジルでは2011年に連邦法で制定されたO Dia Nacional da Consciência Negra(黒人意識の日)で祝日ですが、11月になってから毎日、サンパウロの夜の街の雰囲気が一変しています。 何が変わったか?と言うと、パウリスタ通り沿いの建物を照らすライトアップの照明がピンクからブルーに変わっていたのです。 10月が世界的に乳癌を認知して撲滅しようと言う、ピンクリボン月間(dedicado à conscientização e prevenção do câncer de mama=dedicated to the awareness and prevention of breast cancer)だったのですが、11月は前立腺がん任地と撲滅の為のプルーリボン月間なのだそうです。 http://vida-estilo.estadao.com.br/noticias/bem-estar,novembro-azul-saiba-mais-sobre-o-cancer-de-prostata,1798663 しかし、日本のサイトでは全くそのような動きは出ていませんし、ブラジルでも何でブルーの照明で建物をライトアップし、ブルーのリボンを身に着けるのか?認識していない人が多い為にこの記事が掲載された様です。

O Estado紙の記事によると、ブルーのリボンが前立腺がん撲滅のシンボルとなっていますが、米国のWikipediaによると、メッセージ性のリボンには以下のような種類があるそうで、これを月替わりで展開すると一年以上掛かることになります。 https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_awareness_ribbons ともかく、何かにつけて記念日や記念月間を設け、その問題への社会的認知度を高めようとする努力は、商業主義中心に盛り上がりつつあるハロウィーン等よりはずっと共鳴できるものがあります。 一方、前立腺が元気だった時代の象徴、Playboy誌が脱ヌード宣言をして話題を呼んでいるのはブラジルも同じ。Folha紙にはブラジルでの同誌の歴史を振り返る特集記事が掲載されました。 http://www1.folha.uol.com.br/mercado/2015/11/1708561-playboy-perdeu-forca-ao-nao-poder-bancar-estrelas-na-capa.shtml で、明日の黒人認識の日がサンパウロ州では祝日になるので、ブラジルの黒人文化のメッカともいわれる元祖首都Salvadorに出掛けてきます。 Bahia州の州都Salvadorは北東部の黒人文化の象徴的都市。最初にこの地名を知ったのはディズニーアニメのThree Caballeros(三人の騎士)を子供たちと観た90年代ですが、実はこの映画、1944年に南米諸国を連合軍側に招き入れる為に作られたプロスタタならぬ国威発揚プロパガンダ作品だったこと、以前にも書きました。 https://www.youtube.com/watch?v=zSo7ylXTwb0 その目的がなんであったにせよ、南米の美しい自然や文化を70年以上前に紹介したこの映画、今でも色褪せません。日本も連休ですから是非ご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=zmwMwFweeNY 映像は見やすいけど、イタリア語版 https://www.youtube.com/watch?v=NnbivJ6Sbpw Three Caballerosの前1942年に同様の目的で作られたSaludos Amigos、ブラジル紹介はやっぱり最後。 https://www.youtube.com/watch?v=ILgCUKWNZQA 日本では文化の日で始まる11月、ブラジルの文化を探る旅に出かけてきます。 添付ファイル エリア YouTube 動画 "Na Baixa do Sapateiro" ou "Bahia" - Ary Barroso, cantada por Nestor Amaral をプレビュー
"Na Baixa do Sapateiro" ou "Bahia" - Ary Barroso, cantada por Nestor Amaral

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