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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉 prefeito(プレフェイト)=市長  英:mayor  西:alcalde

2015年2月21日

今週は木曜日夜、ベネズエラから衝撃的なニュースが入ってきました。社会主義政権に異を唱え続けてきた反対派の盟主、カラカス市長アントニオ・レデスマ氏がいきなり執務中にSEBIN(ボリバリアノ情報サービス)と言う特高警察に拉致・拘引される事件が発生したのです。このニュースは南米の諸国でも大きく取り上げられ、大きな話題となっています。Prefeito de Caracas sabia que era vigiado e foi empurrado em ação(カラカス市長は包囲作戦を察知していた) http://www1.folha.uol.com.br/mundo/2015/02/1592818-prefeito-de-caracas-sabia-que-era-vigiado-e-foi-empurrado-em-acao.shtml 事件発生は木曜現地時間の夕方5時頃で、ベネズエラ国内では直ちに事件がFacebookやTwitter等のソシャルメディアで伝えられ(本人も特高突入直前にTwitterで状況を報じていました)、瞬く間に衆人の知るところになったものですが、実は南米諸国の反応はまちまちで、翌金曜日に本件を大きく報じたのはコロンビア・ペルー・チリ等の親米諸国で、ブラジルでは残念ながら大手新聞社やテレビ局は本件を扱っていませんでした。

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拘留されたレデスマ市長に連帯を示すカラカス市民。

その後電子版等で取り上げるようになったものの、政府関係者からの本件へのコメントは得られていません。その背景には、現ジルマ政権前のルラ左翼政権以降、チャベス(現マドゥロ)政権と極めて親密な関係を構築することで、ベネズエラでの土木事業や石油関連事業で大きな利権を確保してきた為に、ベネズエラの反対派には批判的な姿勢を貫かざるを得ず、また自国内でも足元のペトロブラス汚職事件で混乱を極めている中、隣国の政治問題に介入するゆとりはない、と言うのが実態と思われます。

ベネズエラでは昨年のこの時期に反対勢力のリーダー、レオポルド・ロペス氏が投獄され、この木曜は丁度その一周年で政府派・反対派ともに大きな示威運動をしていた最中の事件です。こうして政府の意向に逆らう指導者たちを次々に牢獄に繋ぎ止める政府の姿勢には、当然諸外国から大きな批判が寄せられ、今後のブラジル政府の反応にも注目が集まっています。

さて、過去二週に亘ってカーニバルネタをお届けしましたが、遂にサンバ行進の会場(Sambodoromo)に行って来ましたので、その模様をお伝えします。

本場ブラジルに駐在と言っても、来年の今頃サンパウロに居られるかどうかも判らないので、ともかくチケットをゲットすべく、サンバ専用会場Sambodromoに出向いてきました。このチケット、直前まで知り合いに何とか手に入らないか尋ねたのですが、とっくの昔に売り切れ、と言う反応だったので、当日券を求めて長蛇の列に並んで当日券をゲットしようと早朝から出掛けて行った訳です。予想通り、入場券売り場は長蛇の列で、そこに並んで待っていた処、確実に良い席が入手できる、と若い兄ちゃんに声を掛けられ、炎天下これ以上並ぶのは大変、と彼から額面R$80の券をR$200で二枚、ゲットしました。で、夜22:30からの行進を観るために、出向いてみたのですが、なんとこのチケット、偽物ということで、最終ゲートで撥ねられ、入場を拒否されました。話によると、本物は紙の中にICチップが埋め込んであるとのことで、ゲートの検知器で反応が無い為に判ったもの。周囲には同様に入場拒否されたブラジル人が何人か困惑した様子で佇んでおり、ともかく自分たちは知らずに偽物をつかまされた被害者である、と入場係員に詰め寄ったところ、「警察の詰所があるから、そこに行け」と言われ、そこに出向きました。ここには50人以上の人達が同じ問題で集まっていて、一人一人調書をとられたのですが、調書を取った後、警察官から「気の毒な皆さんの為に、興行主と交渉しているので、もう少し待つように」と言われ、深夜過ぎまで警察官詰め所で待っていましたが、最終的に交渉が成立し、待機していた全員が無事に裏口からサンバ会場に入れることになりました。しかも、我々夫婦と一人のタイ人の女性は、外国人ということで、特別にS席をあてがわれ、かぶりつきで本物のパレードを観る機会に恵まれました。このS席、相撲の桟敷席の様なもので、正規に買うと4人分R$1,540(約66千円‼)もするもので、ここにR$400(約17千円)で入れて貰えたのだから、ダフ屋の兄ちゃん有難う!と言った感じでした。後で聞いた話では、ブラジルではサッカー場などでもこの手の偽チケット売りが横行しているとのこと。皆さんも、ブラジルにお運びの際は絶対にダフ屋(Cambista=カンビスタと言います)から買わないようにお気を付け下さい。http://g1.globo.com/carnaval/2015/index.html カーニバル名物、各チームのSuperMusa(美の女神代表)http://especiais.g1.globo.com/sao-paulo/carnaval/2015/super-musas/ ところで、先週お伝えし忘れたのですが、サンパウロはじめブラジル各地に雨が降ってきていますが、先週は急な天候異変で発生した雹に遭遇したTAM航空機が機体損傷で引き返したというニュースが載っていました。何で雹で飛行機がこんなになるのか判りませんが、今週も大雨で床上浸水に襲われた地域がサンパウロ市内でも発生しており、浸水の原因はサンパウロ市の治水工事の遅れが原因、と騒がれ始めています。カラカスでもサンパウロでも、市長さんたちの苦悶の日々は続きそうです。http://www1.folha.uol.com.br/cotidiano/2015/02/1587352-tempestade-de-granizo-amassa-aviao-e-obriga-piloto-a-fazer-pouso-de-urgencia.shtml 📷 http://g1.globo.com/rio-de-janeiro/noticia/2015/02/raio-danificou-radar-antes-de-aviao-passar-por-chuva-de-granizo-diz-tam.html 📷

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