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ブラジルの言葉 personagem(ペルソナジェム)=著名人、登場人物 英:character 西:personaje

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2015年10月31日
  • 読了時間: 3分

2015年10月31日

今週も出張で南部サンタカタリナ州、パラナ州と内陸のマトグロッソ州に出掛けました。

南部三州と言われるリオグランデドスル州とサンタカタリナ、パラナでは雨が続いていて、特に最南端のリオグランデドスル州では水害のニュースが沢山寄せられています。

衛星で観測したところ、州の二割に当たる面積が水没しているとのことで、特に被害の激しいTorotama島では島のほぼ全域が15日以上に亘って水没しているとのことで、島民のみならず家畜にも救済の手が差し伸べられています。

今回訪問したサンタカタリナ州サンフランシスコドスル市も雨で、本来であれば農作業のピークであるこの時期の長雨で肥料の出荷も滞り気味で、今年度は好調だった昨年よりも二割以上販売が減少しているとのことでした。

この南サンフランシスコ市、人口は僅か42千人の小さな島なのですが、1658年には市制が制定され、ブラジルで三番目に古い街である、と地元民は自慢していました。

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確かに海岸沿いに古い建物が並んでいて、味わいのある風景で、現在はパラナ州のParanagua港を補完する穀物輸出港としての機能にしか注目されていないものの、観光地として開発すれば確実に稼げる雰囲気をたたえています。ただ、小さな街であるがゆえに住民は殆どがお互いに知り合いで、従って凶悪犯罪も無く、物流で稼げる現状で十分に満足である、というのが多くの島民の意識であるようです。

で、今回はこの南サンフランシスコからパラナグアにクルマで移動(途中フェリーを利用)して、それから飛行機で内陸の穀倉地帯Mato Grosso州のSinopに出向きました。

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この移動に使ったのがAzul航空のブラジル製Embrael195型飛行機なのですが、この会社、最近ポルトガルの航空会社TAPを買収すると発表して、今のブラジルで一番元気な会社の一つです。

で、このAzulの機体と機内に漫画のキャラクターがペイントしてあり、なんでかな?と思ったのですが、機内誌を読んで納得しました。

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このキャラクター達、ブラジルの人気漫画家Mauricio de Sousa氏の作品群だったのです。

手塚治虫とも親交のあった1935年10月27日生まれの作家の、今週が80歳の誕生日と言うことで、祝賀の意味を込めて飛行機の機体の内外に彼の作品を貼り付けた、粋なアレンジであった訳です。この辺のセンスの良さが、流石Azulという感じ。

因みに、上のサイトはFolha de SP紙の特集ですが、Mauricioの80歳の誕生日と主要な80のキャラクターを紹介しています。このキャラクターを意味する単語、お気付きの通り、単数ではpersonagemですが、掲載されている複数形ではpersonagensと語尾が変化します。こういうのはスペイン語にあったかどうか?記憶にありませんが、英語ではありますね。

さて、来る月曜日はDia dos Fiéis Defuntos(死者を祭る日)で祝日です。日本も3日が文化の日ですね。

今日はハロウィーンということで、テレビでは朝からカボチャのくりぬき方やら関連の報道をしていますが、突然クリスマス並の盛り上がり行事となった感のある日本と比べると、ブラジルは米国の祭りに相乗りする商業者は多くないように見えます。それもこれもLava Jato事件に端を発する不景気の所為なのでしょうか?今後の事件の登場人物の動きが気になる10月最終日です。

 
 
 

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