2015年6月6日
明日日曜日、パウリスタ大通りで第19回性的少数者尊厳パレード(19ª Parada do Orgulho LGBT)が開催されます。
ブラジルは知る人ぞ知る同性愛大国で、街を歩いていると男性同士・女性同士のカップルを良く見かけます。
昨年もこの日にパウリスタ通りを歩いていたら、大勢の同性カップルが白昼堂々とキスを交わしていて、本当に驚きました。そもそもLGBTなる単語も最近知ったばかりですが、この行事を観ている限り、「本当に少数なの?」と疑問すら湧いてきます。
先般も会社の邦人同僚が帰国することになり、彼とその家族を招いて同じ部の仲間が自宅でバーベキューを開く、と言うので出向いて行ったのですが、アパートのBBQピットで支度をしていたブラジル人(黒人)同僚君が紹介してくれたのは、彼のパートナーという白人ブラジル人の彼。うーん、こんなに身近にそういう人が居たとは気づきませんでした。
そう言えば、最初にゲイを映像で認識したのが「蜘蛛女のキス」という映画だったような気がしますが、これはアルゼンチンの小説を基にしたもの。あれから30年も経って同性愛の人口が激増しているように思いますが、同時に肥満も増えているような。
日常口にする食糧の質の変化が人間の質をも変化させているように思えるのですが、考えすぎでしょうか? さて、もう一つは、先週お送りしたMetro紙の別のページで見つけた記事。 http://issuu.com/metro_brazil/docs/20150526_br_metro-sao-paulo?e=0 サンパウロの自動車登録台数が800万台に達しているとのことで、人口二人に一台の割合となって、四人に一台のNYと比べても過剰であることが判ります。 しかし、メキシコシティでも2.2人に一台で、南米主要都市の渋滞が何故発生するのか、良く判る数字です。 ただ、サンパウロ市では渋滞緩和の為の色々な施策を打ち出していて、たとえばバス専用レーンが総延長475㎞もあったり、現ハダジ市長が進める自転車都市実現の為の専用道路は総延長210㎞に達しているとのこと。その割に、地下鉄は78㎞しかなく、しかも地下鉄新路線建設を巡る賄賂の報道がなされていて、今後延伸工事が行われるかどうか、極めて不透明な状況です。 排気ガスを出して温暖化を進める内燃機関の乗り物から、持続可能な乗り物への変換は重要な課題ですから、関係者は目先の利益でなく、未来を救う仕事をしているという自尊心を以て工事を進めて欲しいと願うところです。
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