2015年3月28日
今週は月曜からサンパウロ市の各地で清掃局のストライキが行われ、約3万人の清掃従事者が業務を停止した為に、毎日増えて行くゴミの様子がテレビニュースで報道されていました。
報道によると、サンパウロ市では毎日650トンものゴミが出るとのことで、ゴミの回収もほぼ毎日清掃車が走り回っている訳ですが、これがストライキとなると、あっという間に各地にゴミの山が出来上がります。
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何故か新聞では本件に関する報道が限られているので、その後の経緯も含め詳しくは判りませんが、水曜までに市内各地で2000トンのゴミが回収されずに放置されていると木曜の新聞に書かれていました。
また、テレビでの報道ではヘリコプターから撮影した映像で、クルマでわざわざ他の地域までゴミ袋を持ち込み、そこで捨てて行く不届きものが後を絶たない様子が映し出されていました。
ここまで書いて凄いゴミの量、と感心して東京都のゴミの量を調べてみると、平成24年で458万トン、一日1.2万トンもの量のゴミが出ているとのこと。
ニューヨークで一日1.1万トンとのことですから、サンパウロの1日650トンという数字、間違っているように思います。
こうして改めて顕在化した問題を観ていると、世界中どこに居ても現代の暮らしはゴミを作り出す為に生きているようにも思えてきます。サンパウロに住んでいる限り、物質的には北半球の先進国並みの質と量が保障されています。(治安に難が無ければ、本当に住みやすい街であることは間違いなしです。)
ただ、それだけに、先進国と同じ問題を抱えている訳で、ゴミに関してはもう少し詳しく調べてゆこうとおもいます。小生の本業の肥料は究極のリサイクル商品と言えますので。
秋分の日を過ぎてから、随分涼しくなりました。雨も今週は降らず、カンタレイラ水系の貯水量は何故か僅かに増えた様ですが、それでも16%程度。ゴミも水もこれからの社会が真剣に向き合って行かなければならない問題です。
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