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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉 gripe A(グリペ ア)=A型インフルエンザ 英:influenza H1N1 西:gripe A

2016年4月2日

今週になっていきなり報道のトップに躍り出たのがH1N1、或は豚インフルエンザことA型インフルエンザ。昨年も4月以降に流行して、小生も罹患して、40℃近い熱に悩まされました。

調べてみると、A型の特徴は体温が38.5℃以上に急激に上昇することだそうで、テレビでも新聞でも盛んに如何に流感の感染を防ぐか?伝えています。http://g1.globo.com/bemestar/noticia/2016/03/h1n1-vacinacao-na-rede-publica-comeca-em-30-de-abril.html 実は昨年から右肩の痛みを訴えてきた家内が、あまりの治らなさに不安を覚えて病院でMRIの再検査をした結果、単なる五十肩と思っていたものが実は腱板断裂という全く別の症状で、直ちに手術をして切れた腱を繋ぐようにということになり、月曜に手術を受けました。 手術そのものは群馬県立医大のニュースで有名になった腹腔鏡の様に、切るのではなく孔を空けてそこから治具を使って縫合するもので、お蔭様で無事に終わったものの、大事をとって二晩入院しました。 で、水曜の退院時に迎えに行くと、病院はインフルエンザの患者でごった返していて、看護婦さんも対応に大童という状況でした。

一方で蚊を媒体としたZikaウィルスや、Dengue等の感染症も衰えを見せず、今やブラジル中の病院が大忙しといった感じ。

今朝のO Estado紙電子版には、今週始まったばかりの予防接種の為に多くの人達が早朝から行列をなしている様子が映し出されています。

またFolha紙では大衆のパニックを抑えるために、H1N1インフルエンザに関する20の質問というコーナーを設けて、予防と対策を詳しく解説しています。

今週火曜日にはPT(労働者党)と与党連立を組んでいたPMDB(民主運動党)がPTとの決別を決め、連立離脱という事態になって、オリンピック担当の観光大臣が辞任するなどの大きな混乱がまた生じていますが、流感のニュースに押しやられている感もあり、一部の政治家は一息ついているのではないでしょうか。


もうひとつ、健康ネタをご紹介。

ブラジル皮膚病学会で、テラピアという今や日本でも人気の淡水魚の皮が火傷の治療に効くという発表がなされました。

ネガティブなニュースばかり続くブラジルで、ポジティブな研究成果の報告、今後の進展に期待をしましょう。

日本からは各地で桜が満開というニュースが入っていますが、季節の変わり目、風邪を引かないようにご注意下さい。

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