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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉 eleição(エレイソン)=選挙  英:election 西:elección

2014年8月31日

週末出張で地方都市クリチバに来ていますが、地方都市の新聞Gazeta do Povoでも、日曜版は4レアル。(約200円!)

で、その一面トップ記事はQuien banca a eleição(誰が選挙に資金供与しているか?)という興味深いものです。

10月5日に大統領選挙をはじめ、州知事や上院議員などの主要選挙が行われます。

今日のこの記事はその選挙に誰が献金しているのか?を報じるもの。これによると、キャンペーンが始まった8月単月で、合計2億24百万レアル(約200億円)が献金されたそうで、最大の献金者は精肉加工を主体とする企業グループJBSで、政党と候補者への献金総額は52百万レアル。二位のOAS建設(同22.7レアル)の二倍以上の存在感を示しています。

三位は通信関連のTelemontで19百万レアル。四位も土木建設のQueiroz Galvãoで15百万レアル。これに飲料大手のAmbev(11百万)、プラント建設のUTC(11百万)、燃料大手のCosan(8百万)、Ambevグループの飲料メーカーArosuco(7百万)、Carioca Christiani-Nielsen建設(6百万)、Andrade Gutierrez建設(5百万)等が続きます。

候補者個人で最も受け取りが多いのは、当然現職大統領のDilma Rousseff氏で、9.64百万レアル。南マトグロッソ州知事候補のDelcídio do Amaral上院議員が8.66百万で二位、大統領候補のAécio Neves氏が8.11百万で三位と続きますが、30人もリストされている中に、ジウマ大統領追い落としの最右翼となっているMarina Silva氏の名前はありません。

8月13日の墜落事故で亡くなったEduardo Campos氏が4.07百万で6位に叙されていますので、Silva氏はこれを引き継ぐということになるようです。

それにしても、献金企業のリストを見ると、土木建設関係がズラリと並び、成長著しいブラジルにおいて建設関連企業が如何に元気なのか、がよく判ります。しかし、なぜか最大手のOdebrecht社の名前が入っていません。

さて、表題のQuien banca a eleiçãoにおけるbancaという単語ですが、bancar(胴元になる、融資する)という動詞の三人称単数形です。同じbancaでも名詞だと、ポルトガルでは銀行の事を指すのですが、ブラジルでは街頭の新聞・雑誌の売店(キオスク)を指す言葉になり、混乱します。

ただ、サンパウロの目抜き通りAvenida Paulistaを歩いていると、各ブロック毎にこのBancaがあって、しかも新聞や雑誌だけでなく、Banca毎に色々なグッズが置かれていて興味深いものがあります。

このBanca毎のキャラクターについては以下のURLでチェックできますので、サンパウロにお運びの際は参考にしてください。

また、動詞Bancarには手綱を引いて動物を止める、という意味もあるようです。

これまで首位を独走していたジウマ大統領、航空機事故で亡くなったCampos氏に代わって登場したSilva氏に猛追を掛けられることになっていおり、彼女を支持してきた献金企業が急に手綱を引くことにならないか、ハラハラしている関係者は大勢いることでしょう。

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