2015年2月7日
遂に契約できたFolha de SP紙電子版。
最初の一か月はR$1.90、翌月からもR$29.90と、紙版が平日R$3.50、日曜版がR$5.0になることを思えばかなり割安! 日本の新聞もこのくらいの価格設定にしてもらえるとありがたいです。
これまで何度か購読を申し込んだものの、何故か決済のところで引っかかって進めなかったのですが、今週改めて試してみたらちゃんと最後まで進めました。
ベネズエラでもペルーでもそうでしたが、銀行口座を開設して半年の間は一回の決済は良くてもこの新聞購読の様に将来の引き落としも含む契約にはクレジットカードが対応しなかったようです。
いよいよカーニバル本番(2月14日‐18日)が近付いて来たので、テレビニュースでも頻繁に準備の模様は報じられる今日この頃です。
で、今朝の電子版見出しでDesfiles são de fácil compreensão? Questão preocupa em ensaio de escola(パレードは簡単に判る?サンバ学校の練習風景を覗いて観れば)との記事を見つけました。
このURLに付いている記事や映像を見ると、ブラジルのカーニバルが一年がかりで準備されるものであることが良く判ります。それにしても、僅か4-5日のお祭りの為に一年かけて働く人たちが居ると言うのは、話には聞いたことがあっても現実であるとは、現場に住んでみても聊か理解しがたいところではあります。
一方、今週もブラジルの新聞はペトロブラスの醜聞で紙面を賑わせていました。
警察の捜査が進むにつれて、司法取引に基づく新たな証言も出てくるのですが、昨日の同社エンジニアリング部門関係者の新証言で、何と半月に一回R$5万レアル(今日のレートでも220万円!)が支払われていた(つまり一か月440万円)との記事が出ています。
フランスの経済学者ピケティ博士が訪日して、格差が拡大する世界経済についての講義を各所でされた様ですが、日本の上場企業の役員も億単位の年収を得るようになった昨今、年間5千万円超が賄賂に充てられた、と聞いてもあまり驚かなくなった様にも思えます。
今週は雨の多い週でした。従って暑さも随分和らいで、水不足の緩和にも役立ったように思いますが、これでもまだ今後の事を考慮すると全く足りない様で、昨日は今後の可能性について以下の様な記事が掲載されていました。
面白いのは一番下に描かれた賢い節水法。
📷
・シャワーを浴びるとき、最初に出てくる冷たい水は流さずに溜めておこう。
・身体や頭を洗っているときは水栓は閉めておこう。
・トイレをゴミ箱代わりに使わない。
・歯を磨いてる時も流しっぱなしにしない。
・果物や野菜は溜めた水で洗おう。
・食器は洗う前に十分に拭って水を使う量は最少に。
・食器洗い機を使うときは全部一杯にしてから。
・冷凍食品の解凍に流水は使わない。
と、日本ではピンと来ない表現も多々ありますが、ともかく水資源を大切にしないと大変なことになりそうです。
ベネズエラで水不足になった時、チャベス大統領(当時)が「シャワーを浴びるときは鼻歌は歌わず、1分で身体を洗い、1分で流すこと」と真面目に演説していたのを思い出します。
サンパウロでも、当時のベネズエラと同様、前月比で多く水を使った家庭には罰金を科す準備がされています。水は貴重な資源。水資源大国の日本の皆さんも、気を付けてお過ごしください。
Comments