2015年11月14日
大相撲では今年の締めくくりの場所、九州場所が明日中日を迎え、休場明けの白鵬に続いて九州ご当地の琴奨菊が一敗で追走して場所を盛り上げています。
先週ご紹介するのを忘れましたが、良いニュースがあまり無いベネズエラですが、11月5日に東京で開催されたミスインターナショナル世界大会でEdymar Martinezさんが見事優勝、美人大国ベネズエラの面目を保ちました。
米国の大統領選挙で共和党候補であるドナルドトランプ氏が差別発言をしたことで、同氏が主催するミスユニバースやミスUSAに賛同しない企業が出てきたことが話題になりましたが、ミスユニバース、ミスワールドとミスインターナショナルの違いが何か?ご存知のかたは多くないと思います。小生もその一人でしたが、インターナショナルは大阪万博をきっかけに、日本が中心になって開催される大会であることが判りました。
で、今週末はサンパウロでF1レースの世界大会が開かれています。
パリでまた衝撃的な連続テロ事件が発生しましたが、背景にある紛争や戦争、なんとか無くせないものか、事件が起こるたびに議論になりますが、先に放送されたNHK新映像の世紀によると、現在の中東での紛争の火種は第一次世界大戦が発端であったとのこと。残念ながら番組を見落としたので、詳細は判りませんが、ともかく目には目をの報復にどこかで終止符を打って、別な形で争い事を諫める手法が開発されることを望みます。
今日選んだconcorrênciaという単語ですが、con(=一緒に)+correncia(走ること)で、競争と言うより、競走というのが元々の組成ということになります。競って争うのではなく、競って走ることで、競合関係に決着をつけようという事です。
その意味ではスポーツや文化で競い合い、勝負をつける世の中になってほしいと願うものです。
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will be as one
今週はブラジルで最も長期間ご活躍の日系人の大長老にお目に掛かってお話しを伺う機会を得ました。
火曜日に亡くなられた旧西ドイツのシュミット元首相とも懇意にされていた方で、大変ご立派なお仲間を亡くされたことを大いに嘆いておられました。ただ、以前シュミットさん、イタリアの石油会社の社長とスイスの大統領と夜のジュネーブの街を歩いていたとき、往来の途絶えた通りを赤信号で渡ろうとしたイタリア人社長に、スイスの大統領とドイツ人のシュミットさんがたしなめられたというエピソードを披露頂いたときに、南米のメンタリティをゲルマン系欧州で理解を得るのは容易ではない、と感じられたと仰っていたことが印象的なコメントでした。
調度今週、ウォールストリートジャーナルに「ドイツ人が赤信号を渡る日は来るのか?」という記事が掲載されていたので、ご紹介しましたが、欧州からの移民が中心になって成り立っているブラジルですら、文化や習慣の違いについての理解を得るのは容易ではないことを実話で知り得た訳です。
この長老から「ブラジルの文化を理解するには、もっと地元の新聞や雑誌に目を通しなさい」とのアドバイスを頂きました。
そこで特に勧められたのがサンパウロではO Estado de Sao Pauloとして発刊されている主要紙の一つEstadão。
既にFolha de SP紙は電子版の読者になっていますが、O Estado紙にまでは手を伸ばしていませんでしたが、経済関連の記事はValor紙として分離しているFolha紙よりもO Estadoの方が充実しているから是非読むように、と言われて早速電子版にアクセス。驚いたことに紙版の週末(土日)発行分と毎日のデジタル版へのアクセス込みで、一カ月R$21.90、日本円換算で700円強。週末版をキオスクで買うと一部R$4.00ですから、一カ月4週末としてR$32.00で、このセットの方がキオスクに買いに行くより安いことが判明した次第。Folha de SP紙の電子版が一カ月デジタル版のみでR$29.00なので、益々お得。
デジタル版読者になると、記事や写真を皆さんにご紹介する為にメールに張り付けることも可能になります。以前も書きましたが、紙とデジタルの融合を模索するのは世界の動きですが、日本のメディアにも是非真似をしてもらいたい良い意味での競争の一つです。
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写真は先週ミナスジェライシュ州で発生した排水ダム決壊で被害が拡大している周辺の河川の様子。
被害に遭われた皆さんの救済や、再発を防ぐ仕組みの早急な構築が求められています。
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