ブラジルの言葉 alagamento(アラガメント)=浸水 英:flood 西:inundacion
- Kaz Suzurida
- 2015年9月12日
- 読了時間: 3分
2015年9月12日
Forte chuva causa queda de árvores e alagamentos(豪雨で倒木や浸水が多発)
日本のことを報じる記事ではありません。これは今週水曜日にサンパウロで降った集中豪雨の被害を報じるMetronews紙の見出しです。
偶然にも日本でも台風崩れの低気圧による大雨で栃木県を中心に大きな洪水被害が発生しましたが、サンパウロも今週は毎日雨で、水曜日の雨量は一日で9月の平均降水量に匹敵するほど降った模様で、これまた道路の冠水による渋滞が発生しただけでなく、多くの地域で停電や倒木の被害が発生しています。
Metro紙一面記事によると、総延長184㎞の渋滞、29カ所の浸水、69か所の倒木、103か所での停電が発生したとのこと。
南米太平洋側のペルーでも今年は雨が多いとのことで、世界中の気候が明らかに変調をきたしている様子です。
また日本では安保法制反対のデモが行われている様ですが、サンパウロでは今週またタクシー運転手たちによるデモがあり、大変な渋滞が発生しました。
デモと言っても、タクシーで行うもの、道路を白いタクシーが埋め尽くして他の交通を遮断したもので、当然交通は遮断され、町中が渋滞に巻き込まれるという、いつものパターン。
今回は、タクシー運転手たちが新興のウーバー(ネットで利用する白タク)によって職を奪われることに抗議したもので、サンパウロ市議会ではウーバーを認めないとする採択が行われ、今後市長の最終判断で新しいシステムが使えるかどうか決まることになる訳です。
サンパウロではタクシーには必ずメーターが付いており、タクシー運転手は優先的に安価なクルマを購入できる権利が保障されている為、クルマも新しく、他の中南米諸国のように乗る前に運賃の交渉をして、乗ったらどこを走っているか確認する、という作業は不要。かなり安全で安価な乗り物として使える存在。ここに新勢力が入ってくると、治安の面でも好ましくない結果を生むように思われるので、ハダジ市長にも議会決議を尊重してもらいたいと思います。
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http://www.metronews.com.br/wp-content/uploads/2015/09/metronews-11-09-15.pdf
と、暗いニュースばかりの様ですが、ユニークなイベント情報を二つお送りします。
一つはSanduweek e Coffee week(サンドイッチ週間とコーヒー週間)。年に二回開催されて好評のレストランウィークの向こうを張ってサンドイッチとコーヒーを普段より安価に提供してお客を増やそうと言うイベントで、今月11日から27日までの間、市内各地のカフェやレストランでプロモーション料金での特別メニューが提供されます。
http://guia.folha.uol.com.br/guloseimas/2015/09/1680072-sanduweek-e-coffee-week-aproveite-os-dois-festivais-em-passeios-casados.shtml
もう一つは今晩開催される花火祭り。
日本ブラジル修好120周年イベントの一環として、F1レースの会場でもあるAutódromo José Carlos Paceで今晩開かれる花火を中心とするイベント。日本とブラジルを結ぶ企画なので、是非出掛けようと思っていますが、今日も朝からぐずついた天気で、今週のパターンでは夕方からシッカリした雨が降ることになりそうなので、防寒と防水の支度をちゃんとして行こうと思います。
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