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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 superficie(スーペルフィシエ)=表面・土地・面積 英・葡:area

2016年7月23日

アスンシオンは今、空前の建設ラッシュで、新市街とも言える市の東半分の地域では10階建て以上の高層ビル(アスンシオンでは20階以上は超高層)の新築ラッシュとなっています。

今仮住まいしているアパートホテルの周辺でも、5つのビル建設が同時進行中で、朝5時頃から工事を始めるので目覚まし要らず、勤勉なパラグアイ人に敬意を表しつつも、もう少し遅い時間に始めて欲しいとも思える環境です。

一方で、中南米諸国の御多分に漏れず、旧市街は植民地風の建物が手入れもされずに放置されたり、一部地域ではスラム化している様子が見られます。

市の西北、この地図で左上の川沿いが旧市街、右端が空港 爆発マークの辺りが建設ラッシュの新市街

今週後半は、この旧市街で放置された建物を若者や中流層の拠点として再開発すべき、というニュースで紙面が盛り上がりました。

El centro histórico asunceno tiene 220.000 m² de superficie construida no utilizada (旧市街では220,000㎡の居住可能面積が未使用のまま放置)

http://www.ultimahora.com/el-centro-historico-tiene-usar-220000-m-construidos-n1009497.html

ラ米ではおなじみの旧市街の放置建物

220,000㎡と言えば、ざっくり460m四方の面積であり、東京ドーム5個分に相当する広さの放置建物が小さなアスンシオン(117㎢、山手線内側63㎢の二倍弱)に存在する未使用面積としては看過できないサイズであると言うことが出来ます。(人口は厳密に市内だけで約50万人、周辺地域も含めた総人口は200万人とされています。)

植民地時代から続く旧市街地を再開発する取り組みは中南米各国で行われていて、パナマやキト(エクアドル)・カルタヘナ(コロンビア)では植民地風の建物の密集したエリアを保存・再開発することで観光地化することに成功し、多くの外国人呼び込みに成功しています。

南米最古の街であるアスンシオンでは、これまでそうした取り組み姿勢は見られなかったようですが、今回巻き起こった議論で街を綺麗に整備すれば、それなりのインバウンド需要が取り込めるのではないか?と期待されます。

ところで、明日は北海道ハマナスセンターという処で道産子バザーというイベントが開催されます。

また月曜夜はCentro Paraguayo Japones(和名:パラグアイ・日本 人造りセンター 下の写真)で日本のWasabiという邦楽グループの演奏会が開かれます。

http://yoshida-brothers.jp/schedule/wasabi_overseas.php

サンパウロでも先週「日本祭り」が開かれ大盛況だった様ですが、パラグアイも負けず劣らず凄い日本人パワー、少しでも貢献できるように頑張ります。

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