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執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 recuerdo(レクエルド)=思い出 英:memory 葡:lembro

2019年1月12日

日本は三連休で入ってくるメールも少なめですが、パラグアイもまだバケーション中の人が大勢いて、本格的始動には至っていません。 今日のLa Nacion電子版も、トップ記事が「Vacacionar en Encarnacion no es mas caro que ir al exterior(エンカルナシオンでの休暇は外国に行くより割安」というもので、パラグアイ南部・アルゼンチンとの国境の街Encarcacionで休暇を過ごせば安くて楽しい、というバケーションモード一杯のもの。 https://www.lanacion.com.py/pais/2019/01/12/destacan-que-vacacionar-en-encarnacion-no-es-mas-caro-que-el-exterior/ 📷 また、アスンシオン近郊の保養地San Bernardinoでは、パラグアイ最大の民間銀行Banco Itaú(ブラジル資本)が、70年前に作られた『Recuerdo de Ypacaraí(ウパカライの思い出)』という国民的歌謡曲を記念した小道の整備を行い、今週その開通式があったと伝えています。 http://www.abc.com.py/edicion-impresa/interior/habilitan-el-paseo-del-recuerdo-en-san-ber-1777143.html 📷 この曲、本当に綺麗なメロディーで、ウパカライ湖畔の別荘地での恋の思い出を連想させる名曲です。曲が出来たのは1948年ですが、1962年の映像がアップされているのでご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=vx5bwcaLXTE カラオケ版もあります。 San Bernardinoにはチリ資本のリゾート開発会社が作った3ヘクタールのプールを持つAqua Villageという別荘地もあって、昨今の好景気に支えられて地域の開発はまだまだ進んでいる印象です。 https://www.youtube.com/watch?v=Dh08NPL0Dsk 📷 Aqua Village全景。遠くに見えるのがYpacaraí湖。 最近の曲では、パラグアイ人であることを誇りに思う『Soy de mi tierra』という、2008年に出来た美しいフォークソングもあります。 https://www.youtube.com/watch?v=GaZxbARUBas パラグアイでもペルーでも、若い世代の人が自国を誇りに想い歌う曲があり、日本との違いを感じます。国旗も掲揚せず、国歌も歌わせない学校教育って、国家の為になっているのか?今こそ多くの日本人に問いかけるべき問題です。 今週はベネズエラでMaduro偽政権の更改儀式が執り行われたものの、アルゼンチン・ブラジル・カナダ・チリ・コロンビア・コスタリカ・グアテマラ・ガイアナ・ホンジュラス・メキシコ・パナマ・パラグアイ・ペルー・サンタルシアの14カ国で形成するリマグループ諸国は、これに抗議して就任式を欠席しました。ただ、メキシコのオブラドール大統領はベネズエラの内政問題には干渉しないとの立場を取って、14カ国の決定には沿わない方針を名言しました。偽式典に出席したのはニカラグア・ボリビア等の独裁政権グループであり、偽政権が国際的孤立を深めていることが明確になりました。 更にパラグアイは一歩踏み込んで国交断絶の処置をとり、インチキ政権との関係を断つ決定を発表しました。 https://cnnespanol.cnn.com/2019/01/10/paraguay-rompe-relaciones-diplomaticas-con-venezuela-anuncia-el-presidente/ 多くの国民を苦しめているインチキ独裁政権による選挙結果の偽造は2013年のチャベスの再任の際から明白でしたが、当時は南米は左派政権が主流であり、左翼リーダーを自称するチャベスの悪行を正そうとするばかりか、多額の献金を受けてベネズエラ偽政府を支持する指導者ばかりであったことを思い返すと、隔世の感がありますが、今回のパラグアイ政府の英断の結果、かの偽政権が一日も早く店仕舞いして、また美しいベネズエラが戻ることを祈って止みません。  本当に苦しいベネズエラですが、80年代に発表された美しい『Venezuela』という曲をご紹介します。  https://www.youtube.com/watch?v=SDwM5MbcGE4 これもカラオケ版ありです。 https://www.youtube.com/watch?v=I5IQn7pADIc 美しかったベネズエラが、思い出の中に埋没してしまわないよう、偽政権に終止符を打たせる国際行動が求められる2019年です。

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