ベネズエラのJuan Guaido暫定大統領(El Presidente Encargado)がブラジルに続いてパラグアイを訪問しました。
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La Nacionの記事の中にはGuaido氏が国賓としてMario Abdo Benítezパラグアイ大統領からLópez宮殿での出迎えを受けた映像が掲載されています。 https://www.lanacion.com.py/politica/2019/03/01/guaido-se-encuentra-en-asuncion/
今回の訪問では、パラグアイがベネズエラ石油公社PDVSAに滞納している石油製品代金3.2億ドルについて、支払いを延ばすことにGuaido氏が理解を示したとの記事も掲載されました。
これは迂闊にPDVSAにカネを渡すと、これをコントロールするMaduro偽政府の手に渡って行き先不明になるとのパラグアイ政府の深遠な思慮に同意した模様。流石です。
今日の言葉、proclamarは宣言する、という意味ですが、Guaido暫定大統領の呼称にはEl autoproclamado presidente encargado de Venezuela=ベネズエラの自己宣誓大統領代理という肩書も見受けられます。しかし、マブロ氏こそ、先のチャベス氏同様に選挙結果を改変して政権の座に居座っている自己宣誓大統領であり、今回Guaido氏を正式な国賓として迎えたパラグアイの対応は見事なものでした。
尚、昨日の午後、Guaido氏が大統領府での会談を終えて空港に向かう際は、軍用ヘリコプターが低空で護衛につく様子を目の当たりにし、パラグアイのテロ対策の万全さも見せて貰ったように思います。両扉を開けっぱなしにして機銃を構えたヘリの低空飛行、映画では見慣れたシーンですが、現実に街中で見たのが初めてでした。
さて、そのベネズエラにブラジル国境から観光の為に入国して、マブロの国境閉鎖措置で出国できなくなった日本女性のニュースが報じられ、呆れてしまいましたが、こうした無謀な旅行者の為に、外務省が常時発している安全情報が更新されました。
居住者には「?」という部分もありますが、ご旅行の参考にしてください。
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