Kaz Suzurida
パラグアイの言葉 préstamo(プレスタモ)=貸与・融資 英:loan 葡:empréstimo
2017年7月15日
以前、アスンシオン郊外に出来た豪華な老人ホームのことを書きましたが、この運営母体となっているIPS(Instituto de Prevision Social=社会保障庁)に、IDB(InterAmerican Development Bank=米州開発銀行)が融資し、パラグアイの優良企業に新たな貸し付けが検討されているという報道がありました。
http://www.lanacion.com.py/negocios_edicion_impresa/2017/07/15/el-bid-analiza-a-cinco-empresas-interesadas-en-prestamo-del-ips/
パラグアイの社会保障の仕組みは、全ての給与労働者一律にIPSへの加入が義務付けられ、給与のうち、雇用主が16.5%・被雇用者本人が9%を負担して保険に加入、この保険金をIPSが運用して医療保険のみならず社会保障事業を行うというもので、実情では国民の三割程度しか加入していないとも言われるものの、現政府は納税率の向上とともに、IPS加入率の引き上げも目指して同事業への協力をIDBに依頼し、実現したのが今回の報道内容ということになります。