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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 muro(ムロ)=壁  英:wall 葡:parede

2917年1月28日

今週はTrump新大統領がメキシコとの国境の壁建設を本気で作ると言い出し、更に難民締め出し等の大統領令に署名したことから、ラ米諸国の多くはメキシコに同調して大きな拒否反応を示しました。

一方で、世界中に存在する国境の壁の実態についての報道も見受けられるようになりました。

ところが、当のメキシコ政府も、南の国境(グアテマラとベリーズ)に不法移民をは排除する壁を建設する計画があったことはあまり知られていません。

パラグアイは北をボリビア、南をアルゼンチン、東をブラジルと接する内陸国であることはこれまでもお伝えしていますが、今週のLa Nacion紙がパラグアイ南端の街EncarnacionとアルゼンチンPosadas市の境界に高さ5m 総延長1.3㎞の壁がクリスティナ前大統領の時代に建設されていたことを報じ、話題になっています。実際にはEncarnacion市とPosadas市はParana河によって隔てられていますので、この僅か1.3㎞しかない壁がどういう機能を果たすのか?正直意味不明という感じで、記事でも単に両国国民の印象を悪くしているだけ、と切り捨てています。

このEncarnacion市では今夜から毎年恒例のカーニバルパレードが開催されており、Ultima Hora紙では、今年もアルゼンチンから多数の観光客が訪れて大変な賑わいとなっていると報じています。

Encarnacionの海岸地区La Costaneraには400mの長さのサンボドロモという常設のサンバ特設会場が設けられていて、毎年カーニバルの時期の一カ月前から毎週末、ブラジルのリオやサルバドール等で有名な派手なサンバ行進が行われ、名物になっています。


実は今週、仕事でエンカルナシオンに行ってきたばかりですが、残念ながら週末に引っ掛ける事はできず、アスンシオンに戻っています。できれば一回は実物を見てみたいパラグアイの有名行事の一つです。


で、話を国境に戻しますと、先週末はドライブを兼ねてアスンシオンの隣街アルゼンチンのClorindaに行ってきました。

かつてアルゼンチン政府が人気取りを目的とした為替操作をしていた時代(つい二年前までの約10年間)は、諸物価がパラグアイよりアルゼンチンの方が安かったために、多くのパラグアイ人が国境を越えてクロリンダに買い物に出掛けたそうで、2015年秋の政権交代でインチキ為替制度が廃止されて以降は、逆にアルゼンチン側からパラグアイに買い物に来る客が増えていて、こちらから向うに行くのは極めて簡単でした。パスポート提示の必要もなく、パラグアイの身分証を見せて、自動車の保険証を確認すると入国が許可されます。


結果的には、田舎の村に過ぎないクロリンダは、日曜に営業しているレストランや店舗は無く、殆ど廃墟の様な印象でしたので、クルマを降りる事もなく、そのままアスンシオンに引き返してきましたので、往復3時間弱の隣国訪問でしたが、ここで観た国境というのは柵も塀も壁も無く、道路上の両国側に検問や通関施設があるだけの単純なもの。


徒歩旅行者だったら簡単に歩いて反対側に行けるだろう、と思われる雰囲気でした。

そもそも国境なんて、人間が勝手に作り出した縄張りの境界ですから、これを物理的に管理するのはほぼ不可能な筈。そこに壁を延々と建設して排除しようとは、全く愚劣な政策を考えた大統領も馬鹿なら、それを指示する国民も馬鹿と言わざるを得ないですね。というのがラ米の一致した見解と思われます。

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