2017年11月25日
ニューヨークタイムス紙の人気コラム36hoursでAsuncionが取り上げられました。
旧市街の博物館群や相次いで登場して話題となっているホテルやレストランが紹介されていて、如何にアスンシオンがお洒落な観光都市に変貌を遂げているか、良く理解できます。
サンパウロで所在ない週末を迎えている単身駐在員にはお勧めの旅行先ですが、如何でしょう?
昨日は日本でもバーゲンの日として認知され始めたブラックフライデー、下はブラジル・アルゼンチンからの買い物客でごった返すシウダードデルエステの写真ですが、アスンシオン市内も朝から晩まで大渋滞が発生しました。
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ショッピングセンターは平日にも拘わらず週末なみの人混みで、特に当日限定で全品半額のお店はどこも沢山の買い物客で一杯、こちらはアルゼンチン人の姿が多かった様に感じます。
こうした動きについて、スペイン大手銀行の当地主席がパラグアイは南米でペルーに次ぐ経済成長国であると語っています。
ただ、コメントの中で教育の改善が実施されることが長期的成長の鍵であるともコメントしています。
経済紙5 diasが掲載したユニークな記事、「もしスティーブ・ジョブスがパラグアイで生まれていたらアップルは誕生したか?」では、現状ではアップルの創業は出来なかった筈と断じて、パラグアイが改善すべき多くのポイントが指摘しています。
如何に優秀なmenteを持った人物でも、教育制度や産業振興等の多くの面で環境改善を図らなければイノベイティブな産業は生み出せない、という趣旨で、パラグアイが目指すべき姿を示唆しています。
昨日は労働省で職場環境における女性の平等を実施している民間会社への表彰が行われ、日本から進出している自動車部品会社も選出されました。
この会社の代表者はMoldavia(ウクライナとルーマニアの間にある小国)出身の女性で、日本の本社からの指名により2011年の当地法人設立時から事業立ち上げに従事し、設立当初250人の工場を現在の1300人にまで成長させ、従業員の65%が女性、平均年齢は24歳という若い大所帯で工場内に高校・大学まで設けて教育を実施、パラグアイの教育レベル向上にも大きく貢献しています。
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この会社は刑務所内にも作業所を設け、服務中の受益者にも職を身に着けさせる努力を行っており、出所後の採用も実施して犯罪の再発防止にも役立っているとのこと。
パラグアイの経済成長を支えているのは、こうした外からの現状改善への地道な努力の積み重ねであることも忘れてはいけない、と悟った一週間でした。
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