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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 mínimo(ミニモ)=最低の 英:minimum 葡:mínimo

2018年2月3日

早くも二月になりましたが、一月の半ば、当地の経済誌5 diasに中南米諸国の最低給与を比較したグラフが掲載されました。これによると、パラグアイの賃金水準はラ米の中位に在るように見えます。 📷しかし、このグラフを各国の平均GDPと一緒に見ると意外な事実が判明します。 https://datos.bancomundial.org/indicador/NY.GDP.PCAP.CD 国の豊かさの指標と言われる平均GDPの多い順に並べなおして最低賃金と比較してみます。最低賃金は通常月額で示されるので、年収を出す為に12倍します。 南米ではこの他に各国でボーナスが義務付けられており、その月数は国によって異なりますので、この計算では算定しないことにします。      平均GDP 最低賃金 比率 ウルグアイ 15,221  4,632  30.4% チリ    13,793  4,956  35.9% パナマ   13,680  8,928  65.2% アルゼンチン12,440  5,748  46.2% コスタリカ 11,825  6,144  52.0% ブラジル  8,650  3,480  40.2% メキシコ  8,209  1,260  15.3% ペルー   6,049  3,060  50.6% エクアドル 6,018  4,500  74.8% エルサルバドル   4,224  3,012  71.3% グアテマラ 4,147  4,560  110.0% パラグアイ 4,078  4,320  105.9% ボリビア  3,105  3,144  101.3% ドミニカ共和2,353  3,456  146.9% ニカラグア 2,151  1,260  58.6% この表から判るのは、比較的裕福と思われているメキシコやウルグアイ・チリ・ブラジル・アルゼンチンでは最低賃金が平均GDPの半分以下であるという事実。 これに比べて貧困イメージの強いドミ共・グアテマラ・パラグアイ・ボリビアでは、最低賃金が平均GDPを上回っており、給与所得さえあれば平均的生活が出来ることが判ります。  特に人口も多い大国では、人口比では太宗を占める貧民層の富裕層に対する怨嗟の声も大きく、社会主義が幅を利かせる背景も理解できます。 因みに、日本の平均GDPは38,900ドル。最低賃金は県によって異なりますが、最も低い九州・沖縄の時給737円を元に毎日8時間・土曜日4時間で祝日返上で働くと年収1,692,152円=15,383ドルで、GDP比39.5%。この比率はブラジルとほぼ同じです。 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/ 所得で見えない部分は国の借金で60年ぶりの体育イベントや超高速過剰インフラ等の無駄な公共投資につぎ込まれ、将来を生きる若者にツケを回す政策。本気で見直しを考えないと、貧しい南米貧困国を嗤っていられなくなりますね。 東洋経済の記事に韓国の最低賃金のことが出ていますが、日本の最低よりも高いのに驚きました。因みに韓国の平均GDPは27,538ドルです。ウーン。 http://toyokeizai.net/articles/-/206579 ついでに、米国企業の社内賃金格差の記事がWSJに掲載されました。 大企業ほど格差大、国の規模でも同じことが言えるのかも。 http://jp.wsj.com/articles/SB10498810886951743680904584019800183427342 それにしても、オイルショック後の70年代、米国を凌駕する高収入を国中が謳歌していたベネズエラの今の最低所得は当時から最低だったキューバを大きく下回る6ドル!国境を歩いて隣国のコロンビアやブラジルに避難する大勢のベネズエラ人達、大卒のエンジニアでも月収10ドルでやっていけない、と嘆く若者の姿が CNN españolで映し出されていました。 硬い話ばかりではつまらないですから、今年のEncarnacionのカーニバルの映像をご紹介します。 📷 https://www.youtube.com/watch?v=lBE5ITJrrpw http://www.carnavalencarnaceno.com.py/2018/ 添付ファイル エリア YouTube 動画 Carnavales Encarnacenos 2018 Lanzamiento をプレビュー 📷📷 Carnavales Encarnacenos 2018 Lanzamiento

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