いよいよ2019年も最後の週末となりました。言葉シリーズをベネズエラで書き始めたのが2008年の9月ですから、11年以上も週末分析を続けたことになりますが、この間にペルーやブラジルにも駐在し、南米各国を回って各国の政経だけでなく生活事情も見聞きしてきました。
アスンシオンの川港
南米はブラジル(ポルトガル語)・ガイアナ(英語)・スリナム(オランダ語)・仏領ギアナ(フランス語)以外は全てスペイン語が主要言語であるために、地域の一体感が強く、域内を転々としながら仕事をする人が大変多いのも特徴の一つ。
日本大使館やJICAは勿論、民間企業でも中南米域内の複数国家で仕事をし、多様な文化の比較論が出来る人が本当に大勢います。
今週は、在パラグアイ チリ大使館の経済担当者が、パラグアイは南米域内でも理想郷(Paraiso)の様だと絶賛しながらも、法整備を進めることが外国からの投資家にとって重要であるとの指摘をしています。
「Paraguay necesita mejorar seguridad jurídica para inversores extranjeros」
また別の記事でもパラグアイが域内で最も安定的な経済成長を遂げていると報じています。
勿論、統計や記事によっては南米最低の汚職国家だの、所得水準が低いといったネガティブな文言が並びますが、先進国から途上国まで多くの国々を歴任し、パラグアイに3年滞在して帰任が決まったベテラン駐在員も、「今まで駐在した国の中でパラグアイが一番良かった」との感想を漏らしていましたので、やはり肌感覚としてのパラグアイの良さは、比較対象のサンプル数が多くなればなるほど実感できるのではないか、と確信します。
日本では紅白歌合戦で一年の流行を知ることが出来ますが、Ultima Hora紙電子版にパラグアイの国内歌謡曲の決算記事が掲載されましたのでご紹介します。若者向け指向の強いパラグアイ楽曲、お楽しみください。
では来るべき2020年が皆様にとってより良い年になりますように、
そしてより多くの投資家がパラグアイに来て事業を成功させます様に!
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