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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 guitarra(ギターラ)=ギター 英:guitar 葡:violão

2016年9月24日

パラグアイの有名人、と言っても日本人に知られている人物は歴史をさかのぼっても誰も居ない、というのが残念ながら実態と思います。(自分自身が典型的日本人、と定義してのことですが。)

しかし、世界的に有名な音楽家が居る事を今回ご紹介します。


パラグアイへの転勤が決まって友人達に知らせた時に真っ先に反応してくれたのがモスクワのギター弾き、T君です。

曰く、「パラグアイは世界的に有名なギタリスト、アグスティン・バリオスの出身地だ、自分もいつか是非行ってみたい」と。


音楽はジャンルを問わず色々聴いていて、南米の音楽にも普通の日本人よりは精通していたつもりですが、バリオス・”マンゴレ” (Agustín Pío Barrios Mangoré, 1985-1944)は全く知らない存在でした。

調べてみると、パラグアイでは小学校で国家の偉人として皆が習う人物で、確かにギターの世界では超絶技巧曲の作曲家であり演奏家として、知らない人はいない有名な方であることが判りました。

そのマンゴレ(T君に言わせるとバリオスだそうですが)の生涯を描いた映画"Mangoré: Por amor al arte"(マンゴレ:芸術への愛のために)が明日の夜8時から地元テレビ局で放映されることになりました。

丁度日本からのお客様が来られるタイミングなので、番組を観る事は出来無さそうですが、きっとYoutubeで後から観られるだろうと期待しています。


Wikiの紹介文をお読みいただくとお判り頂けますが、San Juan Bautistaというパラグアイ南部の田舎町で生まれ育ったアグスティン少年は、地元言語であるグアラ二語・スペイン語だけでなくフランス語・英語・ドイツ語も読めた上に十代になる前からギターも弾きこなしたとのこと。

これは、彼が生まれた1885年(明治18年、岩崎弥太郎が没した年)頃にパラグアイの田舎でも音楽が楽しまれていて、それなりの豊かな生活が営まれていたであろうことが想像できます。(これは映画で紹介される筈ですが。)


既に何度も書いていますが、一人当たりGDPデータ等で貧しいと定義されがちなパラグアイですが、100年以上前に世界的な芸術家を輩出する立派な田舎町が存在したことは、それなりに評価されるべきと思います。

マンゴレの代表曲「大聖堂(La Catedral)を演奏するクロアチアのギター奏者アナ・ヴィドヴィチ https://www.youtube.com/watch?v=dmc6KV0_UVM

個人的には馴染みのある曲ではないと思ったものの、今やすっかりお気に入りの作品です。

芸術の秋、上田敏の詩集「海潮音」で落葉として紹介されるフランスのポール・ヴェルレーヌの「秋の歌(Chanson d'automne)」で「秋の日のヰ゛オロンの ためいきの」という有名な一節がありますが、フランス語でのヴィオロンはバイオリンのこと、一方、ポルトガル語ではビオロン(女性名詞)はギターのことで、バイオリンはviolino(ビオリーノ)と言う男性名詞の別の単語になります。お間違いなきよう。

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