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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 gastronomico(ガストロノミコ)=美食の 英:gastronomic 葡:gastronômic

2017年10月15日

先週は東京光が丘公園でパラグアイ祭りが行われたとお伝えしましたが、昨日はアスンシオン郊外のVilla Elisaで日本祭り=Festival cultural gastronómico Nihon Matsuriが開催されました。


昨年はパラグアイへの日本人移住80周年記念ということで市内の競馬場を借り切って大規模に開催され、二万人近いお客さんを集めましたが、今年は知名度ゼロに近い郊外の野球場での開催となり、主催者も精々1500人のお客さんが来られれば、と予想していたところ、実際には2千人近い来場者を記録し、一般のパラグアイ人の日本文化への興味の高さを示す素晴らしいイベントになりました。

http://www.ultimahora.com/festival-cultural-gastronomico-nihon-matsuri-se-celebra-hoy-n1113070.html

特に驚いたのは、まだ明るいうちに始まったアニメのコスプレ大会への出場者の多さと、後半の盆踊りへの参加者の多さ。櫓の上で鳴らされる和太鼓の音に釣られて大勢のパラグアイ人達が日系の踊り子先生の踊りを真似ながら、楽しそうに輪を作る様子は、今の日本では見られなくなった景色かもしれません。

「地球の反対側にある、もう一つの日本」日本の原風景が観られる南米の国。日本人にとって最高に居心地の良いところです。


今週火曜日は2018ロシアワールド杯サッカーの南米最終予選が各地で開催され、先週木曜に敵地Barranquillaで行われたコロンビアとの試合で終了直前に大逆転勝利を飾ったパラグアイチームは、リーグ最下位のベネズエラを楽勝ムードでアスンシオンに迎えて国中がお祭りムードになっていたものの、試合が始まると決め手に欠く攻めでゴールを決められず、後半失った1点で予選敗退が決定しました。

一部報道では、試合前の夜にパラグアイ女性の集団がベネズエラチームの宿舎を訪れて色仕掛け攻撃を仕掛けて弱体化を図ったそうですが、美人を見慣れたVino Tintoチームには通じなかった様です。
今回、通算15年の南米生活で始めてスタジアムに出向いてサッカー観戦しましたが、古巣ベネズエラと新居パラグアイの戦いだけに、どちらも応援したい気持ちでした。が、観客席はパラグアイ一色、ベネズエラを声援しようものなら、つまみ出されかねない異様なムードで、逆境を跳ね返して勝利したVino Tinto、帰国したらモノ無し生活に逆戻りですから、勝利の晩は美酒美食を楽しんでもらえて良かったという感想です。 http://www.elsalvador.com/deportes/futbol/407127/dt-de-venezuela-denuncia-que-paraguay-envio-mujeres-bonitas-para-seducir-a-sus-jugadores/ かつてベネズエラは南米一の美食の国として知られていましたが、チャベス政権以降の放漫政治で国のシステムが完全に破壊された結果、美食の国のタイトルはペルーに奪われました。 そして今、この点でも新興著しいパラグアイでは次の美食南米一になるかの如く、素敵なレストランが沢山開業して人気を競い始めています。 また、パラグアイのサッカーも悪いニュースばかりではありません。 U-17W杯という17歳以下世界大会で、パラグアイは予選リーグを首位で通過したそうです。やっぱり未来の国、頑張ろうパラグアイ! http://www.excite.co.jp/News/soccer/20171013/Gekisaka_228337-228337-fl.html

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