2017年3月12日
経済紙5 diasが今週、パラグアイの炭酸飲料消費が一日当たり1.2百万リットルであると報じています。
この記事によると、メーカー間の競争激化で炭酸飲料の消費量が増え続けてきたものの、消費の伸びは落ち着き始めているとのこと。一方で、炭酸飲料の74%は簡便なプラスチック容器で販売され、ゴミを増やす要因になっているとの指摘も含んでいます。
一日1.2百万Lを消費者6百万人で割ると、一人当たり200ccということになり、周辺の大消費国よりは少ないことが判ります。
2014年11月に掲載されたコロンビアの新聞記事。南米でトップの消費国がアルゼンチンで、周辺国に比べれば我が国はマシだ、と結論付けています。因みに144.8L/年は一日約400cc。
2013年の記事によると、世界一の消費国はやっぱりアルゼンチン。意外なことに健康なイメージがあるドイツが9位、アイルランドが10位に食い込んでいます。
パラグアイの一日一人200ccは、当地の人の多くがマテやテレレという自分専用のお茶とポットを持ち歩いているから、と推測されますが、それでも日本の消費量と比べるとダントツに多いことが判ります。日本で一番消費するのは千葉県で、年間24L一日65cc、日本の平均は年間10L一日27ccだそうです。パラグアイは日本の7倍以上の炭酸飲料を消費している勘定。確かに周辺諸国と比べると、少ないのですが、ここでも低所得層は揚げ物と炭酸飲料、甘いお菓子を多く接種していて、肥満比率が高いと言えます。
一方、今日のLa Nacion紙にはパラグアイで手作り風ビール市場が急成長中とのこと。ビールも炭酸飲料の様なモノ。ただし上の統計には当然含まれていません。
ところで、ブラジル駐在を経験した当地の先輩と話をしていて、ブラジルで炭酸飲料のことをヘフリジェランチと呼ぶ、と言われて(そうだったかなあ?)と思ってグーグル翻訳してみると、確かにrefrigeranteと訳されました。ただ、自分ではcerveja(ビール)ばかり飲んでいたので、気付かなかったようです。いずれにしても、飲みすぎには注意が必要です。
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