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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 esplendor(エスプレンドール)=見事・豪奢 英:splendor 葡:esplendor

2017年2月18日

我が事務所の直ぐ傍で建設工事をしていた新しいホテルが水曜日に開業しました。

その名もHotel Esplendor、豪奢なホテルという名前ですが、Esplendorはアルゼンチンのホテルチェーンで、先月投資家のジョージソロス氏がチェーン丸ごと買収したことで、当地では少し話題になったグループです。

早速冷やかしに行って見たのですが、一回部分の半分は未だ工事中で、左半分側の完成したロビーで営業を開始した様です。エレベータで最上階のプールとジムを見てきましたが、眺めは流石にesplendorでしたが、カードキーを挿さないと使えない筈のエレベータに乗れちゃうあたりが未完成振りを発揮していました。こういう半端な状態でも開業してしまうのは中南米どこも同じのご愛嬌。

📷 ホテル最上階から見下ろす我がオフィスビル。


ところで、木曜の報道によると、ブラジルからパラグアイに入ってきた貨物トラックが事故で道路脇に転倒し、積んでいた30トンのベネズエラ紙幣が発見され、中央銀行に移送されました。 http://www.abc.com.py/nacionales/garantiza-que-no-hubo-robo-1565459.html

この紙幣は昨年末にベネズエラ政府が突然流通停止を命じたもので、インド以上の大恐慌を引き起こしたことは以前も書きましたが、そのカネが陸路を延々とパラグアイまで運ばれていたというのは驚きです。実際には今月20日で使用停止となる運命のお札です。

紙幣1枚を1gとして、30トンは3千万枚。発見された紙幣は100ボリーバルと50ボリーバルで、平均75ボリとしても22億5千万ボリーバル。換算レートは政府の公式第一レートだと3億57百万ドル、市中の平行レートで48万ドル。なんでこんなに価値が違うか?というと、ベネズエラには第一レートから第四レートまでの公定レートと、街頭で実際に換金される市中レートがあって、最大750倍のレート差が存在するので、こんな面倒な計算になるのです。

パラグアイには市中に銀行とは別の換金業者のオフィスが沢山あって、当日の交換レートが日々提示されていますが、この中にベネズエラの通過ボリーバルは存在しません。どうやら、質の良いベネズエラの旧紙幣を溶かして、偽の米ドル札を作る原料として持ち込まれたもののようです。横転して見つかったのは1台分ですが、きっと目的地に到着したトラックもあるのでしょう。 📷

様々な国の通貨が換金かのうですが、ベネズエラは含まれていません。

参考までに、日本の紙幣の製造工程をご覧ください。

中南米諸国のお札も貨幣も、実は欧州の貨幣製造専門会社が印刷しているということを、エクアドルの首都キトにある貨幣博物館に行った時に知って驚きました。日本ではお金は自分の国で刷るのが当たり前ですが、偽札防止の特殊な技術を要するお札は、特別な技術を持った会社が一手に請け負っている訳です。

調べてみると、世界中で自国で刷った紙幣を使っている国が僅かしか無いことが判りました。

因みにパラグアイの5,000ガラニと2,000ガラニという少額紙幣は米DuPont社のポリプロピレン樹脂で出来ていますが、プラスチック製の通貨は’70年代に流通が始まって以来、世界中で使われています。

エクアドルのキト旧市街にある貨幣博物館。

大量の旧紙幣を溶かして偽札を作る技術も、出来上がりを見ると見事なものなのでしょうか?

通貨そのものが紙や金属などのモノから、電子情報に置き換わる時代もすぐそこに来ていますから、こういうニュースもあと十年もすると昔話になるのでしょうね。

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