2018年5月19日
パラグアイが外国資本の投資対象として魅力を増していることは、これまで何度もお伝えしてきましたが、今日はその裏付けとなるようなニュースが報じられました。
「ホンダがパラグアイで二輪車組み立てラインでの生産に乗り出す」
📷 https://www.lanacion.com.py/negocios_edicion_impresa/2018/05/19/avanza-proyecto-para-ensamblar-motos-honda/ http://www.ultimahora.com/honda-ensamblara-motos-paraguay-el-2019-n1148440.html 昨日パラグアイ商工省でホンダの南米代表とレイテ大臣、ホンダの現地代理店DIESA社代表との会合が設営され、この席でホンダがDIESAと共同でオートバイの現地生産を来年から開始すると発表されました。 パラグアイには既に常石造船・フジクラ電線・矢崎総業・住友電装といった日本を代表する製造業が進出し、多くの雇用を生み出し、且つパラグアイ経済に大いに貢献しています。 ここに世界的な完成車メーカーであるホンダが二輪車の製造ラインを持ち込むことになると、南米の製造拠点としてのパラグアイの重要性は益々注目されることになると考えられます。 安価で豊富な労働力や広大な土地、河川を通じての便利な物流といった周辺諸国を凌駕する好条件を梃に、更に多くの日本企業が進出して来られるよう、パラグアイ政府も全面的に支援する姿勢を見せていますので、進出をご検討の皆様、是非当地にお運びください。 ところで、明日5月20日はベネズエラのマヅロ偽政府による詐欺的大統領選挙が行われます。2008年に二回目のベネズエラ赴任を果たした際、当時の人口は2600万人といわれていましたが、その赴任時期が終わった2012年には2800万人、2013年のチャベス死去に伴う選挙の時には2900万人と、数百万単位で国外逃亡が発生している最中に統計上の人口は逆に急増し、今日では総人口3000万人というような数字がまことしやかに流布している“政権”は、一日も早く打倒される必要がありますが、狡猾なチャベス後継グループは与党という地位を利用して三権を統括し、自陣に有利な数字をでっちあげる”選挙”を何度も演出して国際社会をだまし続けてきました。今回も、野党の主要リーダーを立候補不能な状態においたまま、選挙日程を繰り上げて事実上対立候補の出ない形に持ち込んで、完全勝利を宣言するシナリオです。 こちらはパラグアイとは正反対に、多くの外資企業が撤退し、最近も食料供給に貢献してきたケロッグ社が撤退を発表しました。 偽選挙をめぐって如何なる報道が行われるか分かりませんが、世界の目がこの国の本質を見抜いてくれ、それが南米最大の資源国の組み立て直しにつながることを願って止みません。
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